2024.11.17きんたメール第946号。※きんたメールとは、板橋教会の週報をメールで送っている際に添えている板橋教会ホームページ担当のきんた(北村)の独り言
『あなたには愛が必要ですよね・・・」〜赦しのチカラ〜
敬愛する皆さま、いつも、ありがとうございます。来月はクリスマスですね。どうか、それぞれの場所でお一人ひとりの上に、温もりいっぱいのクリスマスが訪れますように。世界中にたった1人しかいないそれぞれの特別なわたしたちは、立場や背景や現状の出来事による見方、感じ方、気持ちは1人ひとり違いますが、十字架の愛によって互いに尊重しあい理解し合う姿勢と知恵で満たされますように。何があっても変わらない主の愛に感謝いたします。
さて、本日は「赦し」について、考えてみたいと思います。ヨハネ8:1〜11に、赦された女性の話しがあります。
当時、律法に精通していたことで裁く側にいた人たちですが、イエスさまが現れたことで、自分たちに都合の良い権威が揺らいでしまったのです。
そこでイエスさまを排除しようとちょっとでも言葉じりに粗があれば、やっつける口実にしようと、姦淫の罪の現場にいた立場の弱い女性を、イエスさまのいるところにわざわざ連れて来たのです。計画的にです。
イエスさまのまわりには、イエスさまの話しを聴きたくて、たくさんの人たちがいました。彼らの計画は準備万端です。イエスさまを、たくさんの人の前で恥をかかして面子をつぶすことが目的だからです。愚かなことをしている自分の姿は見えていない状態でもあります。
「先生。この女を見てください。不倫の現場でつかまったのです。 モーセの律法では、こういう不届き者は石で打ち殺すことになっていますが、どうしたものでしょう。」ヨハネの福音書 8:4-5 JCB
と、イエスさまに詰め寄ります。どうだ、どう言い返すつもりかと言わんばかりの勢いで、プレッシャーをかけてきます。
ところが、すべてご存知のイエスさまは、何ごともなかったようにしゃがみ込んで地面に何か書いています。
彼らはイエスさまが困って追い詰められていると勘違いして追い討ちをかけるように、彼らは引き下がりません。あくまで質問を続けてやめなかったのです。
「イエスはゆっくり体を起こし、『わかりました。この女を石で打ち殺しなさい。ただし、最初に石を投げるのは、今まで一度も罪を犯したことのない者ですよ』と言われました。」ヨハネの福音書 8:7 JCB
彼らは、イエスさまの言葉じりを捕らえたかったのですが、思いもよらない的を得た愛の満ちた言動に逆に何も言えなくなり、引き下がるしかなくなりました。このシーンは、すごく嬉しくなります。スッキリするし、この女性はイエスさまの愛を思いっきり知る人になったのです。
わたしたちは、そこに目を向けることができるのです。悪いことをしたことが明るみに出るのは誰だって嫌ですが、なぜか繰り返してしまうのが罪の働きです。
この罪から解放するためにイエスさまは十字架に自らかかってくださいます。わたしたちは、責められて、裁かれるから正しくなるわけではなく、愛されるから癒されて、心動かされて思いやりと誠実に生きることを目指すのです。
愛はそうせずにはいられなくなるからです。傷ついている人、投げやりになってしまう人、希望が持てない人、疲れている人はイエスさまのところに行きましょう。わたしたちには本物の愛が必要だからです。よき理解者による本物の赦しによる癒しと平安が必要だからです。
「イエスは体を起こし、女に言われました。「あなたを訴えた人たちはどこにいますか。罰する者は一人もいなかったのですか。」 「はい、先生。」「そうですか。わたしもあなたを罰しません。さあ、行きなさい。もう二度と罪を犯してはいけませんよ。」」ヨハネの福音書 8:10-11 JCB
イエスさまはあなたのために、わたしのために、まだイエスさまを知らないすべての人のために十字架にかかられたのです。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。
ぜひ、ご一緒に教会で神さまの「愛」と「知恵」を確認しましょう。あなたは愛されるために生まれた人です。私たちは不完全な者ですが、不完全ゆえに赦し合い、助け合いながら、神さまの愛に生きる人として成長していきたいものです。いつも主にこそ目を向けていく恵みで満たされますように。そのために十字架の愛を忘れることがないように助けて導いてください。
どんなときも主が共にいてくださる人生は「新しい力」を受けます。よき理解者が「一緒にいるだけ」で人は「命」を得ます。ぜひお近くの教会(十字架が目印)へご連絡ください。一緒に祈りましょう。あなたの上に主の祝福が豊かに注がれますように。主が共にいてくださいますように。
ご意見・ご要望は北村までお寄せください。今週も皆さまの上に主の祝福と平安が豊かにありますように。栄光在主
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