2024.1.7きんたメール第901号。※きんたメールとは、板橋教会の週報をメールで送っている際に添えている板橋教会ホームページ担当のきんた(北村)の独り言です。
『多様性の中で・・・』〜うれしい知恵を〜
敬愛する皆さま、いつも、ありがとうございます。能登半島中心の地震による被災者お一人ひとりの上に、戦火に巻き込まれているお一人ひとりの上に、困難や苦難の中におられますお一人ひとりの上に主の慰めと必要で満たされますように引き続き覚えてお祈りください。
2024年はますます多様性のある中で、互いに理解し合うことが求められていくでしょう。そのために個を大切にすることと全体の調和を目指すための知恵とバランスを求めていけますように。
さて、多様性を大切にするためには、基本的に共通のルールも必然です。ただルールが上ではなく、人のためにルールがあることを忘れないことが大事ですし、多様性の社会では変えてはいけないことと、変えられるものは変えていく柔軟性も求められるのです。
例えば価値観を考えると、お金にも統一した価値観のルールがありますよね。1円は1番小さな価値、100円は1円の100倍の価値があります。その価値観でわたしたちは生活をしています。
こんなお話しを聴いたことがあります。知的障害を持った男の子が、お金の価値について勉強しました。先生もわかりやすく教えました。
そこで確認テストをします。1円から100円のコインの中で1番価値があるのはどれですか。
すると、彼は10円を選びます。何回やっても10円が1番価値があると言うのです。
先生は、はじめ理解ができないのだろうと思いました。しかし何で10円が1番価値があると思うのか気になりました。
彼は家族と離れて施設の寮生活をしています。彼の行動を確認すると毎日、夕食後に家族に電話をします。携帯電話はありません。連絡する手段は公衆電話だけです。毎日10円で3分間家族とお話しすることが嬉しかったのです。
だから、彼にとっては家族とつながる10円が1番価値があったのです。それを知った先生は感動しました。本当の価値を教えてもらったのです。
多様性とは多様な個々の背景にある価値観を理解し合うことと、そこにある気持ちを理解することなのです。それを目指し続けることが大事なのですね。
いろいろとあって余裕がない時こそ、一旦止まって深呼吸しましょう。いつものパターンに任すより、ちょっとのチャレンジからはじめていくと、きっと違う景色が見えてくるのではないでしょうか。
『どうか神様があなたを祝福し、守られるように。あなたを喜んでくださるように。あなたに優しく親切にし、平安を与えてくださるように』民数記 6:24-26 JCB https://bible.com/bible/83/num.6.24-26.JCB
ぜひ、ご一緒に教会で神さまの「愛」と「知恵」を確認しましょう。あなたは愛されるために生まれた人です。私たちは不完全な者ですが、不完全ゆえに赦し合い、助け合いながら、神さまの愛に生きる人として成長していきたいものです。いつも主にこそ目を向けていく恵みで満たされますように。そのために十字架の愛を忘れることがないように助けて導いてください。
どんなときも主が共にいてくださる人生は「新しい力」を受けます。よき理解者が「一緒にいるだけ」で人は「命」を得ます。ぜひお近くの教会(十字架が目印)へご連絡ください。一緒に祈りましょう。あなたの上に主の祝福が豊かに注がれますように。主が共にいてくださいますように。
ご意見・ご要望は北村までお寄せください。今週も皆さまの上に主の祝福と平安が豊かにありますように。栄光在主
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