2023.6.4きんたメール第869号。※きんたメールとは、板橋教会の週報をメールで送っている際に添えている板橋教会ホームページ担当のきんた（北村）の独り言です。

『自由・・・』〜愛と信頼の回復〜

　敬愛する皆さま、いつも、ありがとうございます。大雨の週末でした。影響のありましたお一人ひとりとその場所での癒しと復旧がなされますように。関東もそろそろ梅雨入りです。足元に気をつけてくださいね。あなたは大切な存在です。不快に感じる梅雨の時期も恵みの時として、それぞれお一人ひとりの上に人生を豊かにする知恵で満たしてくださいますように。主が共にいてくださいますように。

　さて、わたしたちは、誰でも「そのままで愛してほしい」「理解してほしい」と言う思いがあります。

　でも、そう思うことは間違いだと思い込まされてきた人も多いのではないでしょうか。

　条件付きや評価の中、特に子どもの時から親に虐待されてきた経験のある人は、甘えたい時に甘えることが許されないことで、甘えることはダメだと学んでしまうのです。なぜならば自分が受け入れてもらえないのは、自分がダメだと理解するらからです。甘えたい自分はダメだから、そんな自分が嫌いになってしまうのです。

　自分が嫌いと言う状態。どれだけ心に深い傷となっていることでしょうか。胸の痛むことです。

　こうした傷を抱えたまま大人になると、甘えている子どもがいると、怒りが湧き上がるのです。甘えたらダメだと言う思いに縛られているからです。

　このように間違った基準になっている深い傷から癒やされる必要があります。

　目指すゴールは「自分を好き」になることです。今までの習慣があるので簡単ではありません。でも変われるのです。

　そのために、神さまに祈ります。「自分の力では出来ません。神さまお願いします。」神さまはいろいろなことを通して導いてくださいます。

　そして、自分が怒る時も、「怒る自分がダメ」とはしないで、何で怒るのかに寄り添って声をかけます。「怒りたい気持ちになったんだね。」否定せずに寄り添う心の絆創膏を貼ります。それが習慣になるまで続けます。自分で自分に声をかけます。

　次に親のせいでこうなっていると言う赦せない思いに目を向けていきます。はじめは自分にされたことだけに目がとられています。そこから何で親はそんなことをしたのか。もしかしたら、親も同じような目に遭ってきて、それしか知らなかったのかも。など今までとは違うところに目を向けてみます。

　そして、そんな思いを一人で抱えないで、安心できる人に聴いてもらうとよいのです。癒しのプログラムを知る牧師や神父、またはいのちの電話などに連絡しても良いでしょう。安心して聴いてもらえる場が必要です。

　最終的に赦せないと思っていた親を赦せるようになると「自分が大好き」になります。本来の自分を取り戻してもらうと世界が変わります。

　それが神さまの望んでいることです。だから神さまは導いてくださいます。あなたを縛っていたもの（罪）から自由にして、本来のあなたを取り戻すためにイエスさまは十字架にかかってくださいました。

　どんなことがあっても見捨てない神さまの愛を知ると、癒されます。そして愛のある信頼関係が育ちます。神さまに心を向ける人は幸いです。豊かな恵みに気づかされます。

「私たちの中にある古い性質の自分が、キリストと共に十字架につけられたのは、罪を愛する体が砕かれ、もはや罪の支配を受けず、二度と罪の奴隷にならないためです。 罪に対して死んだ者は、どんな罪の誘惑や力からも自由にされるのです。」‭‭ローマ人への手紙‬ ‭6‬:‭6‬-‭7‬ ‭JCB‬‬ https://bible.com/bible/83/rom.6.6-7.JCB

　ぜひ、ご一緒に教会で神さまの「愛」と「知恵」を確認しましょう。あなたは愛されるために生まれた人です。私たちは不完全な者ですが、不完全ゆえに赦し合い、助け合いながら、神さまの愛に生きる人として成長していきたいものです。いつも主にこそ目を向けていく恵みで満たされますように。そのために十字架の愛を忘れることがないように助けて導いてください。

　どんなときも主が共にいてくださる人生は「新しい力」を受けます。よき理解者が「一緒にいるだけ」で人は「命」を得ます。ぜひお近くの教会（十字架が目印）へご連絡ください。一緒に祈りましょう。あなたの上に主の祝福が豊かに注がれますように。主が共にいてくださいますように。

　ご意見・ご要望は北村までお寄せください。今週も皆さまの上に主の祝福と平安が豊かにありますように。栄光在主