2021.11.21きんたメール第789号。※きんたメールとは、板橋教会の週報をメールで送っている際に添えている板橋教会ホームページ担当のきんた(北村)の独り言です。
『温度差は恵み・・・』〜共感の入口〜
敬愛する皆さま、いつも、ありがとうございます。来週から待降節(アドヴェント)に入ります。クランツのろうそくに毎週1本ずつ灯が点され、4本目のローソクの灯が点るといよいよクリスマスです。クリスマスの意味を理解しながら過ごしていきたいと思います。皆様の健康が守られますように。1人ひとりの必要をご存知の主が豊かに導いてくださいますように。
さて、前回はゲラサの人の状態を裏切られて傷ついた野良犬の気持ちにたとえて表現してみましたが、自分自身に重なる部分も、それぞれにあったのではないでしょうか。
わたしの師匠は、たぶん日本ではじめてヤクザの親分から牧師になられた方です。なので、ところどころ言動に以前の面影を感じるのです。慣れたわたしでも、ときどきビックリしてましたので、背景を知らない人にとっては、牧師にはみえず、ただのこわい人みたいに感じるのです。
だからパウロが改心した時のように、関わる人には神さまの恵みになりますが、あまり関わりのないクリスチャンからは経歴だけで認めてもらえず拒否されるような状況を何度も見ています。
そして、師匠はそのような「受け止め方の温度差」を神さまから与えられた恵みだと理解していましたので、わたしも一緒に学ぶ機会になりました。
そんな師匠の話しが聴きたくて、足しげく通っていた時、一緒によく志木の河川敷に行きました。そこで野良犬に餌を与えながら、師匠が泣いている姿を見ました。わたしが『なぜ泣いているのですか?』と聞くと、『この子らの姿と自分が重なるからだ。見た目は凶暴に振る舞うが、中身は不安と恐れしかない。だから強がるしかないのだよ。』と言われました。
ハグキを剥き出しにしていた野良犬も、師匠が来るとシッポを振って寄ってくるのです。本来の姿(正気)に戻ったように。この人は大事にしてくれると感じるからでしょう。強がる必要がないのです。
わたしたちにとって神さまは、そんな感じです。そのことをイエスさまが、見えるようにわかるように教えてくださいました。しかも、いつも一緒にいてくださいます。いかなる時も忘れないように助けてください。
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」マタイ11:28
ぜひ、ご一緒に教会で神さまの「愛」と「知恵」を確認しましょう。あなたは愛されるために生まれた人です。私たちは不完全な者ですが、不完全ゆえに赦し合い、助け合いながら、神さまの愛に生きる人として成長していきたいものです。いつも主にこそ目を向けていく恵みで満たされますように。そのために十字架の愛を忘れることがないように助けて導いてください。
どんなときも主が共にいてくださる人生は「新しい力」を受けます。よき理解者が「一緒にいるだけ」で人は「命」を得ます。ぜひお近くの教会(十字架が目印)へご連絡ください。一緒に祈りましょう。あなたの上に主の祝福が豊かに注がれますように。主が共にいてくださいますように。
ご意見・ご要望は北村までお寄せください。今週も皆さまの上に主の祝福と平安が豊かにありますように。栄光在主
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