2021.3.21きんたメール第754号。※きんたメールとは、板橋教会の週報をメールで送っている際に添えている板橋教会ホームページ担当のきんた(北村)の独り言です。
『 保身する性質』〜無知な自分に気づかせてください〜
敬愛する皆さま、いつも、ありがとうございます。首都圏でも緊急事態宣言が21日で解除となりましたが、継続して対策は心がけていきましょう。それぞれの必要をご存知の主が豊かに満たしてくださいますように。
さて、法治国家には公正な社会を目指すために、公正な判断を維持する裁判制度があります。それで起こった問題に対してその人がどんな罪を犯したのか、どんな罰が妥当なのかを判断する場が裁判です。そのため必ず弁護者がいてくださるのです。
イエスさまが裁判にかけられた時代は、ユダヤはローマの支配下にありましたから、ローマ帝国の許可がないと死刑にはできませんでした。
その裁判を司る立場の方は公正さが保たれることで信頼されます。しかし、そうでない裁判はただのパワハラです。間違った不正な裁判です。当時のユダヤの宗教指導者(権威あるリーダー)が、なぜ不正してまで躍起になって罪のないイエスさまを殺そうとしたのか。
それは指導者として人々に神さまの思いを伝える役割でしたが、次第に神さまから目を離してしまったようで、上席に座ること、先生と呼ばれること、挨拶されること、自分は知恵ある人という変なプライドが成長しすぎたのかもしれません。
そんな勘違いした間違った慣習や人への差別に対して、真正面からイエスさまに指摘や批判をされたのです。そのことで人には教えながら、都合の悪いことは聴こうとしない頑なな姿が浮き彫りにされましたし、改めるよりも、自分の小さなプライドが傷ついたことの方を最優先する有り様でした。
本来なら、改める姿こそ良いお手本になるのですが、改めるよりも自分の面子の方を大事にしてしまったのです。何かを得たり、偉くなればなるほどかえって難しくなるのは、得たものを失うかも知れないという保身が働くからでしょう。これは、どの人にも共通することではないでしょうか。正しさよりも、保身のためのプライドを優先する姿です。
わたしたちは、人と比べて自分はそんなに悪くないと思いたいのですが、神さまの前では50歩100歩で、悪いことに上も下もありません。小さなウソも詐欺することも悪いことのです。罪のない人は1人もいません。
そんな自分の姿にこそ向き合うことができるように、イエスさまは復活の道(悔い改める道)をも用意してくださいました。罪深いわたしたちは最後に「人生の実について」裁判にかけられるのですが、イエスさまが弁護者としてすべてを引き受けてくださったのです。だから、今からでも無知な自分に気付かされていきますようにと求めていきましょう。
「この世の支配者たちはだれ一人、この知恵を理解しませんでした。もし理解していたら、栄光の主を十字架につけはしなかったでしょう。 」コリント一2:8
ぜひ、ご一緒に教会で神さまの「愛」と「知恵」を確認しましょう。あなたは愛されるために生まれた人です。私たちは不完全な者ですが、不完全ゆえに赦し合い、助け合いながら、神さまの愛に生きる人として成長していきたいものです。いつも主にこそ目を向けていく恵みで満たされますように。そのために十字架の愛を忘れることがないように助けて導いてください。
どんなときも主が共にいてくださる人生は「新しい力」を受けます。よき理解者が「一緒にいるだけ」で人は「命」を得ます。ぜひお近くの教会(十字架が目印)へご連絡ください。一緒に祈りましょう。あなたの上に主の祝福と勇気が豊かに注がれますように。主が共にいてくださいますように。
ご意見・ご要望は北村までお寄せください。今週も皆さまの上に主の祝福と平安が豊かにありますように。栄光在主
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