2020.10.18きんたメール第733号。※きんたメールとは、板橋教会の週報をメールで送っている際に添えている板橋教会ホームページ担当のきんた(北村)の独り言です。
『 聴くことは・・・』〜体温を感じること〜
敬愛する皆様、いつもありがとうございます。少し前まで夏だったの?と、すっかり忘れてしまうくらいに肌寒くなっています。ご自愛くださいますように。コロナ禍によるそれぞれのストレスが癒されますように。思いやりの心は忘れないように皆様が乗り越えていけますよう心からお祈りします。それぞれの状況に合わせて主が必要で満たされますように。
さて、先日は「聴くこと」の勉強会に参加させていただきました。「聴く人になりたい」を目指している私にとって、「聴くこと」は一生のテーマです。
今回の学びで感じたことは、聴くことは、体温を感じることなんだと言うことです。つまり「温もり」です。個人差はありますが、その人の心の体温が平熱なのか、そうではないのかを感じることに似ているからです。
普通に身体が冷え切ってしまったら温まろうとしますよね。温まれないと風邪をひいてしまいます。だから寒い時は温もりが必要なように、心も寒いときは強制ではなく共感という「温もり」が必要なのです。
人生には思いがけない出来事もあります。大切な人を亡くされ、毎日泣いて過ごして5年経ち、周りも心配でそろそろ立ち直ってほしいといろいろ声をかけます。するとその人は、『大切な人を思うと胸が痛む』と泣きながら言うのです。さらに、『この痛みがなくなってしまうのはもっと辛いことなのです』とも言います。
聴くことは、問題解決することよりも、その人に寄り添うことを最優先します。『まだ泣いていたい』と言う心に寄り添うことなのです。その心を否定しないことです。それほどの深い痛みなのですから、何年だろうと泣きたいだけ泣いていいのです。その上で大切な人はあなたにいつか笑ってほしいと思っていることをお伝えします。
「わかってもらえた」と感じたその人がどうするのかは、その人が決めていいのです。
そのように「聴く」ことは「体温を感じる」ことと言う視点も共有させていただきます。以下、同じように誰にも理解されなかった女性が「温もり」に触れて癒されたお話です。皆さまの上に必要な「温もり」が注がれますように。
「さて、ここに十二年間も出血の止まらない女がいた。多くの医者にかかって、ひどく苦しめられ、全財産を使い果たしても何の役にも立たず、ますます悪くなるだけであった。イエスのことを聞いて、群衆の中に紛れ込み、後ろからイエスの服に触れた。「この方の服にでも触れればいやしていただける」と思ったからである。すると、すぐ出血が全く止まって病気がいやされたことを体に感じた。マルコ5:25〜29
ぜひ、ご一緒に教会で神さまの「愛」と「知恵」を確認しましょう。あなたは愛されるために生まれた人です。私たちは不完全な者ですが、不完全ゆえに赦し合い、助け合いながら、神さまの愛に生きる人として成長していきたいものです。いつも主にこそ目を向けていく恵みで満たされますように。そのために十字架の愛を忘れることがないように助けて導いてください。
どんなときも主が共にいてくださる人生は「新しい力」を受けます。よき理解者が「一緒にいるだけ」で人は「命」を得ます。ぜひお近くの教会(十字架が目印)へ連絡ください。一緒に祈りましょう。あなたの上に主の祝福と勇気が豊かに注がれますように。主が共にいてくださいますように。
ご意見・ご要望は北村までお寄せください。今週も皆さまの上に主の祝福と平安が豊かにありますように。栄光在主
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