「今夜、ダビデの町(ベツレヘム)で救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」(ルカの福音書 2:11 JCB)
〜ダビデの町で聞こえた ひそやかなよろこび〜
きんたくんは、その日もひとりで森のはしっこを歩いていました。胸の奥がちょっとだけ、きゅっとする日でした。「ぼくのことなんて、だれも気づかないよね…」
すると、ふわりと風がゆれて、どこからかやさしい声がしました。「きんたくん、どうしたのかな」ふり向くと、そこにはいつもの お助けマン。あたたかい光をまとって、そっと寄り添って聴いてくれます。
きんたくんは、ぽつりぽつりと胸の内を話しました。「ぼく、弱いし、すぐ泣いちゃうし…そんなぼくのこと、神さまは気にしてくれるのかな」
お助けマンは、にっこり笑って言いました。「きんたくん、神さまはね、いちばん弱い人を、いちばん先に見つける方なんだよ。それを教えてくれる出来事が、昔あったんだ」
お助けマンは、そっと手を広げました。すると、夜空のような景色がふわっと広がります。「ある夜、羊飼いたちが野原で羊を守っていたんだ。寒くて、暗くて、だれにも気づかれない仕事をしていた人たち。でもね――」
ぱあっと光が広がり、天使の歌声が響きました。「『今日、あなたがたのために救い主がお生まれになった』
そう、いちばん最初に知らされたのは、えらい人でも、お金持ちでもなく、弱くて、見過ごされがちな羊飼いたちだったんだよ。」
きんたくんの目がまんまるになりました。「しかもね、救い主イエスさまは、大きなお城じゃなくて、動物たちのいる小さな家畜小屋で生まれたんだ。弱い者のそばに来るために、いちばん小さく、いちばん近くに来てくださったんだよ。」
きんたくんは、胸の奥がじんわりあたたかくなりました。「じゃあ…ぼくのところにも来てくれるの?」
お助けマンは、きんたくんの肩にそっと手を置きました。「もちろんだよ。きんたくんの涙も、弱さも、さみしさも、イエスさまはぜんぶ知って、そばにいてくださる。羊飼いたちと同じようにね。」
きんたくんは、ほっと息をつきました。「じゃあ…ぼく、もうひとりじゃないんだね」
「うん。きんたくんのためにも、"今日、救い主がお生まれになった”んだよ。」
森の道は同じなのに、さっきよりずっと明るく見えました。きんたくんは、小さくつぶやきました。「イエスさま、ぼくのところにも来てくれてありがとう」
お助けマンは、静かにうなずきました。そのまなざしは、羊飼いたちに向けられた天使の光と同じ、やさしいやさしい光でした。
「今夜、ダビデの町(ベツレヘム)で救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」(ルカの福音書 2:11 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/QztXsz2uiiI?si=a2jneN1vf0BTHfHo
「そこへ突然、天使が現れ、主の栄光があたり一面をさっと照らしたのです。これを見た羊飼いたちは恐ろしさのあまり震え上がりました。 天使は言いました。「こわがることはありません。これまで聞いたこともない、すばらしい出来事を知らせてあげましょう。すべての人への喜びの知らせです。」(ルカの福音書 2:9-10 JCB)
「きんたくんと よろこびのひかり」
その夜、きんたくんは、ひとりで公園のベンチにすわっていました。風がひゅうっとふいて、心までさみしくなります。
「ぼくなんて、だれにも気づかれない…」そう思ったとき、ぽわん、と足もとが明るくなりました。
ふり向くと、そこには お助けマン。いつもより静かで、あったかい光をまとっています。
「きんたくん、こわがらなくていいよ。神さまのひかりは、こんな夜にもちゃんと来るんだ」
お助けマンが手をひらくと、ちいさな光のつぶがふわふわと空にのぼっていきました。
「これは“よろこびのしらせ”。神さまがね、『きみはひとりじゃないよ』って言ってるんだ」
光はきんたくんの胸にそっととけこんでいきます。あったかくて、わかってもらえて涙がぽろり。
「ほんとうに…ぼくのところにも来てくれたんだね」
お助けマンはにっこり。「もちろん。神さまのよろこびは、すべての子にとどくんだよ」
空を見上げると、雲のあいだからひとつの星がきらり。
きんたくんは胸に手を当てました。そこには、さっきの光のぬくもりがまだ残っています。
「ぼく、ひとりじゃないんだ」夜の公園は静かだけれど、きんたくんの心にはやさしい光が灯っていました。
「そこへ突然、天使が現れ、主の栄光があたり一面をさっと照らしたのです。これを見た羊飼いたちは恐ろしさのあまり震え上がりました。 天使は言いました。「こわがることはありません。これまで聞いたこともない、すばらしい出来事を知らせてあげましょう。すべての人への喜びの知らせです。」(ルカの福音書 2:9-10 JCB)
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「マリヤは初めての子を産みました。男の子です。彼女はその子を布でくるみ、飼葉おけに寝かせました。宿屋が満員で、泊めてもらえなかったからです。」(ルカの福音書 2:7 JCB)
「ひかりのうまれたよる」
寒い夜、きんたくんはふと目をさました。外はしんしんと雪がふり、風がヒュウと鳴っています。きんたくんは、なんだか胸がドキドキして眠れません。「どうしたんだろう…さみしいのかな…」
そんなとき、ふわっとあたたかい光が部屋にさしこみました。お助けマンがそっとあらわれます。「きんたくん、ねむれないのかな」やさしい声に、きんたくんはほっとします。
「なんだか、こころがさみしくて…」きんたくんが言うと、お助けマンはにっこり笑いました。
「じゃあ、ひとつのおはなしをしよう。とても寒い夜に、あたたかい光がうまれたお話しだよ。」
お助けマンは、手のひらに小さな光をうかべながら語りはじめます。「むかしむかし、マリアさんというお母さんが、とてもたいせつな赤ちゃんをうんだんだ。でもね、どこのおへやもいっぱいで、あたたかいベッドもなかったんだよ。」
きんたくんは目をまるくします。「えっ、じゃあ赤ちゃんはどうしたの」
「家畜さんたちがいる場所でね、やわらかい布にくるまれて、飼い葉おけにそっと寝かされたんだ。」
「さむくて、くらい場所だったけれどね」お助けマンは光を少し強くします。「そこにうまれた赤ちゃんは、こまっている人を助けるためにきた“ひかり”だったんだ。どんなに小さくても、どんなに静かでも、そのひかりは世界中をあたためる力をもっていたんだよ。」
きんたくんは、胸のドキドキが少しずつおさまっていきます。
「お助けマン、その赤ちゃんって…」きんたくんがそっと聞くと、
「そう、イエスさま。きみのさみしい気持ちにも、そっとよりそってくれる方だよ。」
きんたくんは、胸の中がぽかぽかしてきました。「そうなんだ。なんだか、あったかい…」
お助けマンはうれしそうにうなずきます。「それがね、イエスさまのひかりなんだ。きんたくんの心にも、ちゃんと届いているよ。」
外の風はまだヒュウと鳴いています。でも、きんたくんの部屋の中には、小さな光がやさしくゆれていました。
きんたくんは目をとじながら思います。ぼくのところにも、ひかりがきてくれたんだ…」
その夜、きんたくんはあたたかい気持ちのまま、すやすやと眠りにつきました。
「マリヤは初めての子を産みました。男の子です。彼女はその子を布でくるみ、飼葉おけに寝かせました。宿屋が満員で、泊めてもらえなかったからです。」(ルカの福音書 2:7 JCB)
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「マリヤは言いました。 「ああ、心から主を賛美します。 救い主である神様を心から喜びます。 」(ルカの福音書 1:46-47 JCB)
「きんたくんと びっくりのクリスマス」
クリスマスがちかづくある日。きんたくんのむねは、何だか ざわざわしていました。みんなは うきうきしているのに、きんたくんの心だけ、かげがさしているようでした。
「どうしてだろう…クリスマスって、本当は どんな日なんだろう。」
そのときです。ふわりと、あたたかいひかりが きんたくんの前におりました。「きんたくん、きょうはね、クリスマスの いちばん大切な ひみつを一緒にきいてみよう。」お助けマンの声は、まるで やさしい毛布みたいに 心にしみました。
お助けマンは、そっと語りはじめました。天使がマリアにあらわれたこと。「あなたに赤ちゃんがうまれます」と告げたこと。そして、マリアがエリサベトをたずねたとき、エリサベトが 顔をかがやかせて 喜んだこと。
きんたくんは、目をまんまるにしてききました。「そんな…すごいことがあったんだ。」
でも、マリアが天使のことばをこわがらずに 受け止めたときの話になると、きんたくんのむねが ちくんとしました。「ぼくなら…こわくてにげちゃうかも。」その気持ちに気づいたとき、きんたくんの心は 少ししずかになりました。”ほんとうの気持ち”に、そっとふれたからです。
エリサベトがマリアをだきしめて「あなたは祝福された人です」といったとき。きんたくんのむねが、じんわりあたたかくなりました。「いいな…あんなふうに、だれかに 喜んでもらえるって。」
それは、きんたくんの心の奥にあった小さな願いが、そっと芽を出したしゅんかんでした。
お助けマンが、マリアの賛美のうたを語りました。「わたしのたましいは 主をあがめます…」
そのことばが、きんたくんの心に すーっとしみこんでいきました。「自分は小さいけど、神さまの愛は、とっても大きいんだ…」きんたくんの目が、ゆっくりとうるみました。
お助けマンは、きんたくんのとなりにすわって
やさしく言いました。「マリアがうけとった愛はね、きんたくんにも、ちゃんと向けられているんだよ。」
そのことばをきいたとき、きんたくんの目から、ぽろりと涙がこぼれました。「ぼくにも…?
こんなちいさなぼくにも…?」
涙は、さみしさの涙ではありません。”愛されている”と気づいたときにだけ流れる、あたたかい涙でした。
その夜。きんたくんは、まどの外にひかる星を見あげました。むねの奥が、ぽかぽかしていました。まるで、マリアのうたが、きんたくんのこころの中で、そっとひびいているようでした。
「神さま…あなたの愛って、こんなにあったかいんだね。クリスマス、ありがとう。」星がひとつ、やさしくまたたきました。メリークリスマス❣️
「マリヤは言いました。 「ああ、心から主を賛美します。 救い主である神様を心から喜びます。 」(ルカの福音書 1:46-47 JCB)
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「神様が語られたことは必ずそのとおりになると信じたので、神様はあなたに、このような祝福をくださったのです。」 (ルカの福音書 1:45 JCB)
「信じるってなあに?」
ある日、きんたくんは教会で「マリアは神さまの言葉を信じたから幸いだ」というお話を聞きました。帰り道、きんたくんは心の中でつぶやきました。「信じるって…どういうことなんだろう?」
すると、ふわっと光がさして、お助けマンが現れました。「やあ、きんたくん。考えごとをしているみたいだね。何を思っているの?」
きんたくんは少し恥ずかしそうに答えました。
「教会で『信じる人は幸い』って聞いたんだけど…信じるって、どういうことなのかな?」
お助けマンはにっこり笑って、きんたくんの目を見て言いました。「信じるっていうのはね、心の中で『きっと大丈夫』って思うことなんだ。まだ見えない未来でも、神さまが約束してくださったことを安心して待つことなんだよ。」
きんたくんは首をかしげました。「でも、見えないのにどうして安心できるの?」
お助けマンは優しく答えました。「たとえば、夜に眠るとき、朝が必ず来るって思えるでしょう?まだ見えていなくても、必ず来るって知っているから安心して眠れる。それと同じなんだ。」
きんたくんの顔がぱっと明るくなりました。
「なるほど!信じるって、まだ見えないけど『きっとそうなる』って心で思うことなんだね。」
お助けマンはうなずきました。「そうだよ。そして、信じる心は人を幸せにするんだ。マリアも神さまの言葉を信じて、心に平安をいただいたんだよ。」
きんたくんは胸に手をあてて、そっとつぶやきました。「ぼくも、神さまを信じてみたいな。マリアみたいにきっと大丈夫って思えるようになりたい。」
お助けマンはにっこり笑って、「その心があれば、きんたくんも幸いなんだよ。」まもなくクリスマスですね。
「神様が語られたことは必ずそのとおりになると信じたので、神様はあなたに、このような祝福をくださったのです。」 (ルカの福音書 1:45 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
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