「わたしはあなたがたに新しい心を与える。それで、あなたがたは正しい願いを抱くようになる。また、あなたがたに新しい霊を授ける。それで、石のように堅い罪の心が取り除かれて、愛に満ちた新しい心が生じる。」(エゼキエル書 36:26 JCB)
きんたくんと石の心・・・
きんたくんは、いつも静かに空を見上げるのが好きな男の子。けれど、心の中には誰にも言えない重たい石がありました。誰かに怒られたこと、傷ついた言葉、さみしさ…それらが積み重なって、きんたくんの心はだんだん冷たく、かたくなっていきました。
ある日、きんたくんは森の中で迷ってしまいます。泣きそうになったその時、「お助けマン」がふわりと現れました。お助けマンは何も言わず、ただきんたくんの隣に座って、静かに耳を傾けてくれました。
「ぼく、だれにもわかってもらえない…」
「それでも、神さまはずっときみのそばにいるよ」
お助けマンの声は、まるで春の風のように優しくて、きんたくんの石の心にひびが入りました。
その夜、きんたくんは夢を見ました。十字架の前に立つイエスさまが、きんたくんの重たい石をそっと受け取ってくれる夢です。「これは、きみの痛み。でも、わたしが全部背負ったよ」とイエスさまは微笑みました。
目が覚めたきんたくんの心は、ふしぎと軽くなっていました。冷たかった心に、ぽかぽかとした温もりが広がっていきます。それは「赦される」ということを初めて知った瞬間でした。
それからのきんたくんは、少しずつ変わっていきました。誰かが泣いていたら、そっと隣に座って耳を傾けるようになりました。お助けマンのように。
そして、どんな場所でも「神さまがいるなら、ここが天国だ」と思えるようになったのです。
「わたしはあなたがたに新しい心を与える。それで、あなたがたは正しい願いを抱くようになる。また、あなたがたに新しい霊を授ける。それで、石のように堅い罪の心が取り除かれて、愛に満ちた新しい心が生じる。」(エゼキエル書 36:26 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもご覧くださいね。
「そういうわけで、完全な安息が今なお、神を信じる人たちに備えられているのです。」(へブル人への手紙 4:9 JCB)
安息のひかり・・・
きんたくんは、毎日がバタバタで、こころの中もぐるぐるしていました。学校のこと、おうちのこと、お友だちとのこと……いろんなことが重なって、こころの中に「余裕くん」がいなくなってしまったのです。
「ちょっと休みたいな……でも、休めない……」そんなとき、ふっと風が吹いて、やさしい声が聞こえました。「きんたくん、ぼくは“お助けマン”。ちょっとだけ、ここに座ってみない?」
お助けマンは、きんたくんの隣にちょこんと座って、何も言わずに、ただ聴いてくれました。きんたくんのこころの中のモヤモヤ、ドキドキ、しょんぼり……全部、静かに受け止めてくれました。
「ねえ、きんたくん。神さまは、きんたくんのこころが安まる場所を用意してくれているんだよ。そこは、安心のひかりがいつも灯っている場所。イエスさまが、その場所にきんたくんを連れていってくれるんだ。」
きんたくんは目を閉じて、そっと祈りました。
「神さま、ぼくのこころに、あなたのひかりを灯してください。」すると、きんたくんのこころの中に、小さな光がぽっと灯りました。それは、イエスさまがともしてくれた「安息のひかり」でした。
その日から、きんたくんは、忙しいときこそ「一旦止まる練習」を始めました。深呼吸して、神さまに心を向ける時間をつくるようになったのです。
「ぼくのこころには、神さまの居場所がある。そこに戻れば、安心できる。」
お助けマンは、にっこり笑って言いました。
「きんたくん、安息は“神さまのそば”にあるんだよ。いつでも、戻ってきていいんだ。」
「そういうわけで、完全な安息が今なお、神を信じる人たちに備えられているのです。」(へブル人への手紙 4:9 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもご覧くださいね。
「賢い神の民は、太陽のように明るく輝く。多くの人を正しい道に導く者は、いつまでも星のようにきらめく。」( JCB)
きんたくんと光の耳・・・
きんたくんは、静かな夜に星を見上げながら、マザー・テレサのお話を聴くのが大好きでした。マザーが語るイエスさまの愛は、きんたくんの心にぽっと灯りをともします。
「マザーは、どうしてあんなに優しくできるのかな…」と、きんたくんがつぶやくと、ふわりと光の粒が集まって、お助けマンが現れました。「きんたくん、マザーがしていたことはね、イエスさまがしてくれたことを、誰かにそっと渡すことなんだよ。」
「でも、ぼくにはそんなすごいことできないよ…」
お助けマンはにっこり笑って、きんたくんの耳にそっと手を当てました。「きんたくんの“光の耳”は、誰かの心の声を聴くためにあるんだよ。わかってほしいって願ってる人の声を、ちゃんと聴ける。それって、すごく大切なことなんだ。」
その日から、きんたくんは“聴く”ことを大切にするようになりました。
泣いている子がいたら、そばに座って、何も言わずに耳を傾けました。怒っている子がいたら、「どうしたの?」と優しく尋ねました。そして、誰かが「ありがとう」と言ってくれるたびに、きんたくんの耳は、星のようにきらりと光りました。
ある日、きんたくんは空を見上げて言いました。「ぼくも、マザーみたいに、イエスさまの愛を伝えられるかな。」
お助けマンは、きんたくんの肩に手を置いて言いました。「もう、伝えてるよ。きんたくんの耳が光るたび、神さまはきっと喜んでる。」
そして夜空には、きんたくんの耳と同じ光が、星となって輝いていました。
「賢い神の民は、太陽のように明るく輝く。多くの人を正しい道に導く者は、いつまでも星のようにきらめく。」( JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもご覧くださいね。
イエスはトマスに言われました。「いいですか。わたしが道です。そして真理でもあり、いのちでもあります。わたしを通らなければ、だれ一人、父のところへは行けません。 (ヨハネの福音書 14:6 JCB)
きんたくんと ひかりのみち・・・
あるところに、きんたくんという男の子がいました。きんたくんは、がんばりやさん。でも、がんばりすぎてしまうこともありました。
「ぼくがちゃんとしなきゃ」「すぐにうまくいかないと、イライラしちゃう…」「どうして、思い通りにならないんだろう…」そんな日々、きんたくんの心は、もやもやと曇っていました。
ある夜、きんたくんはひとりで泣いていました。すると、ふわっとあたたかい光がさして、「お助けマン」が現れました。
「きんたくん、どうしたの?」「うまくいかないんだ。ぼくの力じゃ、だめなんだ…」お助けマンは、そっときんたくんの隣に座って、静かに耳を傾けました。そして、やさしく言いました。
「きんたくん、イエスさまはこう言っているよ。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。』(ヨハネの福音書 14:6)」
「道…?でも、道っていっぱいあるよ。どれがほんとうの道なの?」
「そうだね。でも、イエスさまは、神さまのところへ行くただひとつの道なんだよ。きんたくんが、自分の力でがんばっても、迷ってしまうことがある。
でも、イエスさまは、きんたくんの弱さも、涙も、全部知っていて、そのままのきんたくんを愛してくださっているんだ。」
「ほんとうに…?」
「うん。だから、イエスさまは十字架にかかってくださったんだよ。きんたくんが、神さまの愛を知って、たち帰ることができるように。」
きんたくんは、ぽろぽろ涙を流しました。でも、その涙は、悲しみの涙ではありませんでした。それは、心があたたかくなる、希望の涙でした。
「ぼく、イエスさまの道を歩いてみたい。すぐにうまくいかなくても、イエスさまが一緒なら、きっと大丈夫。」
お助けマンはにっこり笑って、きんたくんの手をとりました。そして、ふたりは光の道を、ゆっくりと歩き始めました。
イエスはトマスに言われました。「いいですか。わたしが道です。そして真理でもあり、いのちでもあります。わたしを通らなければ、だれ一人、父のところへは行けません。 (ヨハネの福音書 14:6 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福の中にありますように。
よかったら、こちらもご覧くださいね。
「良い生き方をする人は、柔和な行いを身につけた、知恵のある賢い人です。」(ヤコブの手紙 3:13 JCB)
「やわらかいこころ」のひみつ・・・
ある日、きんたくんは教会で「ヤコブの手紙 3:13」の御言葉を聴きました。「あなたがたのうちで知恵があり、理解のある人はだれですか。その人は、知恵にふさわしい柔和な行いによって、自分の生き方を示しなさい。」
「良い生き方って、どんな生き方なんだろう?」「柔和な姿勢って、どういうこと?」きんたくんは、帰り道でずっと考えていました。
そのとき、ふわっと風が吹いて、どこからともなく「お助けマン」が現れました。にこにこしながら、きんたくんの隣に座ります。
「どうしたの? 心がもやもやしてるね。」「うん……ぼく、すぐ自分のことでいっぱいいっぱいになっちゃう。神さまのこと、忘れちゃうこともあるんだ。」
お助けマンは、きんたくんの言葉をじっと聴いて、やさしくうなずきました。「それに気づいたことが、もう知恵のはじまりだよ。知恵ってね、たくさんのことを知ってることじゃなくて、まず神さまに心を向けることなんだ。」
「えっ、そうなの?」
「うん。神さまに『今のぼくを見てください』って心を開くこと。それが、ほんとうの知恵の第一歩。そして、柔和な姿勢っていうのはね……」
お助けマンは、そっと手を広げました。「どんな人にも、どんな自分にも、イエスさまみたいに寄り添って聴いてあげること。『どうしたの?』『それは大変だったね。つらかったね。よかったら一緒に考えよう』って言える心のかたちなんだよ。」
きんたくんは、ぽかんとしながらも、胸の奥があたたかくなるのを感じました。「そっか……ぼくも、そんなふうに生きてみたいな。」
その日から、きんたくんは毎朝、神さまに「おはよう」と心で話しかけるようになりました。
困ったときは、「イエスさまならどうするかな?」と考えてみるようになりました。
そして、友だちが泣いているとき、きんたくんはそっと隣に座って言いました。「どうしたの? それは大変だったね。つらかったね。」と気持ちに寄り添いながら「よかったら一緒に考えよう」お助けマンも一緒にいてくれます。
その姿は、まるで柔和な知恵を身につけた小さな光のようでした。
「良い生き方をする人は、柔和な行いを身につけた、知恵のある賢い人です。」(ヤコブの手紙 3:13 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもご覧くださいね。https://youtu.be/at0W34ubz8g?feature=shared