礼拝説教要旨
礼拝説教要旨 : 2011年8月7日 「神を誇る」
聖句 ルカによる福音書16章15〜17節
イエスは言われた。「あなたたちは人に自分の正しさを見せびらかすが、神はあなたたちの心をご存じである。人に尊ばれるものは、神には忌み嫌われるものだ。律法と預言者は、ヨハネの時までである。それ以来、神の国の福音が告げ知らされ、だれもが力ずくでそこに入ろうとしている。しかし、律法の文字の一画がなくなるよりは、天地の消えうせる方が易しい。」
宣教題 「神を誇る」
ファリサイ派の人々に対して、主イエスは語られました。「あなたたちは人に自分の正しさを見せびらかすが、神はあなたたちの心をご存じである。」(15節)
これは、人目に付く所でだけ、自分の信仰、行い、正しさを、見せびらかして誇ろうとするファリサイ派の人々に、悔い改めを迫っている御言葉です。私達も教会の内と外での顔は違いませんか。
続けて「律法と預言者は、ヨハネの時までである」と主イエスは語られました。ここで言われる「律法と預言者」とは、旧約聖書のことです。バプテスマのヨハネが悔い改めのバプテスマを授けて以来、新しい時代が到来し、神の国は近付いた」という福音が語られました。そして、人々に求められるのは「悔い改め」です。
悔い改めとは、人生の方向転換です。今までの生きかたを改め、神の方へと生き方を転換することです。ところが、実際には、正反対のことが起きました。それは、「だれもが力ずくでそこに(神の国)入ろうとしている」ということです。自分の信仰、自分の善行、自分の力によって神の国の扉を開けようとしているのです。
しかし自分の力では誰一人、神の国へ入ることは出来ません。自己を低くして、主イエスの十字架こそが、神の国へ通じる道であると認め、謙虚に生きる者に、神の国は開かれるのです。
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