「主は、ご自分を待ち望む者、ご自分を求める者を いつくしみます。」(哀歌 3:25 JCB)
「きんたくんと おばあちゃんの わすれもの」
きんたくんは、学校から帰ると、おばあちゃんの家に寄るのが大好きでした。でも最近、おばあちゃんはきんたくんの名前を間違えたり、同じことを何度も聞いたりします。
今日も――「えっと…あなた、だれだったかねぇ」その言葉に、きんたくんの胸がチクンと痛みました。
「ぼくだよ、おばあちゃん。きんただよ」そう言っても、おばあちゃんは困った顔。
きんたくんは、家に帰ると涙がぽろり。「どうして…どうしておばあちゃん、ぼくを忘れちゃうの」
そのとき、ふわっと光がゆれて――「きんたくん、今日は心が重かったね」お助けマンが静かに現れました。
きんたくんは涙をぬぐいながら言いました。「おばあちゃん、ぼくのこと忘れちゃうんだ。前みたいに笑ってくれないし…どうしたらいいのかわからないよ」
お助けマンは、きんたくんの隣に腰をおろしました。「大切な人が変わっていくのを見るのは、とてもつらいことだよね」
「おばあちゃんはね、病気のせいで“思い出の引き出し”がうまく開かなくなっているんだ。でもね――」
お助けマンはきんたくんの胸にそっと手を当てました。「きんたくんのことを“愛している心”は、なくなっていないよ。ただ、言葉にできなくなっているだけなんだ」
きんたくんは少しだけ顔を上げました。「ほんとうに…?」
「うん。そしてね、神さまは“待つ人”“助けを求める人”を大切にしてくださるんだ。
聖書にはこうあるよ。『主は、ご自分を待ち望む者、ご自分を求める者を いつくしみます。』
きんたくんが“どうしたらいいの”って神さまに心を向けたその瞬間、神さまはもう、きんたくんを抱きしめているんだよ」
次の日。きんたくんは、おばあちゃんの家に行く前に、深呼吸をしました。「おばあちゃん、今日もいっしょに折り紙しよう」そう言うと、おばあちゃんは少し戸惑いながらも、にっこり。
折り紙を折る手はゆっくりだけど、きんたくんが折った鶴を見て、おばあちゃんは言いました。「きれいだねぇ。あなはたは、やさしい子だねぇ」
その言葉に、きんたくんの胸があたたかくなりました。名前を思い出せなくても、“やさしさ”はちゃんと届いているんだとわかったから。
帰り道、きんたくんは空を見上げました。「神さま、ぼく、これからもおばあちゃんにやさしくするよ。すぐに良くならなくても、待つよ。
だって、神さまが見ていてくれるんだもん」
夕焼けの空は、やさしいオレンジ色。まるで神さまが「その心を大切にしているよ」と微笑んでいるようでした。
「主は、ご自分を待ち望む者、ご自分を求める者を いつくしみます。」(哀歌 3:25 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/QnPo2u3cxNc?si=Ob24tI-f16Tg1uLc
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