「あなたの財産が天にあるなら、あなたの心もまた天にあるのです。」(マタイの福音書 6:21 JCB)
〜心の宝もの〜
ある日の放課後。きんたくんは、ランドセルを机に置くと、ふぅっと大きなため息をつきました。「はぁ…また友だちにゲームのことでからかわれちゃった。ぼく、最新のゲーム持ってないから…」
そのとき、どこからともなく、ひかりの粒が集まってきて、お助けマンがふわっと現れました。「きんたくん、どうしたのかな。今日は心がちょっと重たそうだね」
きんたくんは、少し恥ずかしそうに言いました。「みんなが持ってるもの、ぼくは持ってない。だから仲間に入れない気がして…なんだか、心がずっとモヤモヤするんだ」
お助けマンは、にっこり微笑んで、きんたくんの隣にちょこんと座りました。「きんたくん、こんな言葉を知ってるかな。『あなたの財産が天にあるなら、あなたの心もまた天にあるのです』これはね、“どこに大切な宝を置くかで、心の向きも決まるよ”っていう意味なんだ」
きんたくんは首をかしげました。「宝って…ゲームのこと?」
「ううん。ゲームも楽しいけど、ここで言う“宝”はね、優しさ、思いやり、友だちを大切にする心、そして神さまがくれる安心や愛のことなんだよ」
お助けマンは、きんたくんの胸にそっと手を当てました。「きんたくんは、友だちが困ってたら助けるし、忘れ物をした子にプリントを分けてあげるし、いつも誰かのことを考えてるよね。それって、天に宝を置いてるってことなんだ」
きんたくんの目が少し丸くなりました。「ぼくの宝って…そんなところにあったんだ」
「そう。そしてね、心が“天にある宝”のほうを向いていると、持っているものの多さじゃなくて、どれだけ愛して、どれだけ優しくできるかで自分の価値を感じられるようになるんだよ」
きんたくんは、胸の中のモヤモヤがすーっと消えていくのを感じました。「そっか…。ぼく、ゲームがなくても、友だちを大切にできる。それがぼくの宝なんだね」
お助けマンは満足そうにうなずきました。「その通り。きんたくんの心は、ちゃんと天の宝のほうを向いてるよ。だからね、きんたくんはもう“仲間外れ”なんかじゃない。きんたくんの優しさは、ちゃんと誰かの心に届いてるから」
きんたくんは、少し照れながら笑いました。「ありがとう、お助けマン。なんだか、心が軽くなったよ」
「それが、きんたくんの宝の力だよ」そう言うと、お助けマンはひかりの粒になって、そっと空へ帰っていきました。
「あなたの財産が天にあるなら、あなたの心もまた天にあるのです。」(マタイの福音書 6:21 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
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