「自分のいのちを守ることばかりにとらわれている者は、それを失います。わたしと福音とのためにいのちを捨てる者が、いのちを得るのです。」(マルコの福音書 8:35 JCB)
「ぼくのため? だれかのため?」
きんたくんは、ちょっと心配性な小学三年生。今日もランドセルをぎゅっと抱えて、教室のすみっこで静かにしていました。
休み時間、クラスの子たちがドッジボールをしているのを見て、「当てられたら痛いし、恥ずかしいし…」と、いつものように参加しません。
そのとき、どこからか聞き慣れた声が。「きんたくん、今日も“自分を守るバリア”が強いねえ」振り向くと、お助けマンがニコニコ立っていました。
「だって、こわいんだもん」ときんたくん。
お助けマンは、そっときんたくんの隣に座りました。「ねえ、きんたくん。自分を守るのは大事。でもね、守ることばかり考えていると、“ほんとうに楽しいこと”が入ってこられなくなることもあるんだよ」
きんたくんは、ちょっとムッとしました。
「でも、当てられたら痛いし…」
そのとき、運動場から声が聞こえました。「だれかボール拾ってー!遠くに飛んじゃった!」
フェンスの向こうに、ボールが転がっていくのが見えました。みんな困っている様子。
お助けマンが、きんたくんの肩を軽く押します。「きんたくん、あれ、できるんじゃない?」
「え…ぼくが?」胸がドキドキしました。“失敗したらどうしよう”“変に思われたらどうしよう”
でも、きんたくんは小さく息を吸って、フェンスの方へ走り出しました。
ボールを拾って、みんなのところへ持っていくと、「ありがとう、きんたくん!」「助かったよ!」と、笑顔が返ってきました。
その瞬間、きんたくんの胸の中で、なにかあたたかいものがふわっと広がりました。
お助けマンが、そっとささやきます。「きんたくん、いま“自分を守る”ことより、“誰かのために動く”ことを選んだね。それがね、ほんとうの“いのちの喜び”なんだよ」
きんたくんは照れながらも、「なんか…うれしい」とつぶやきました。その日の帰り道、きんたくんは空を見上げて思いました。”ちょっとこわくても、誰かのために一歩出すと、ぼくの心が広くなるんだなあ”
「自分のいのちを守ることばかりにとらわれている者は、それを失います。わたしと福音とのためにいのちを捨てる者が、いのちを得るのです。」(マルコの福音書 8:35 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
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