「私の民よ。あなたがたは主の前で、正しく、きよい生活を送らなければなりません。今日のように、いつも主の教えを守らなければなりません。」 (列王記�� 8:61 JCB)
『まっすぐハートのひみつ』
今日は、きんたくんにとって、ちょっとつらい一日でした。掃除当番の時間。きんたくんは、友だちと話しているうちに、ほうきをかけるのを忘れてしまいました。「きんたくん、ちゃんとしてよ」その言葉は、思ったよりも強く胸に刺さりました。
帰り道。夕方の風が、きんたくんのランドセルを揺らします。胸の奥が、じんわり痛いままです。「ぼく、ちゃんとやろうと思ってたのに…どうしてできなかったんだろう」声に出すと、涙がこぼれそうになりました。
そのときです。ふわりと、あたたかい光がきんたくんの前に降りてきました。お助けマンです。「きんたくん、しょんぼりしてるね。何があったのかな」
きんたくんは、ぎゅっと唇をかみしめながら話しました。「ほうきがけをちゃんとやるつもりだったのに、できなかったんだ。友だちにも言われちゃって…ぼく、がんばってもダメなのかな」
お助けマンは、そっときんたくんの横にしゃがみました。その目は、まるで全部を受け止めるようにやさしく光っています。「きんたくん、つらかったね。がんばろうとしていた気持ち、ちゃんと神さまは見ているよ」
きんたくんの目に、涙が一粒こぼれました。「でも、できなかったんだよ…」
お助けマンは、そっときんたくんの手を包みました。「できなかった日があってもね、”良いことを続けよう”って思う心が、いちばん大切なんだ。ソロモン王も言っていたよ。『心を神さまに向けて、まっすぐ歩んでいこう』って」
きんたくんは、涙をぬぐいながら聞いていました。
お助けマンは、近くの木を指さしました。夕日が葉っぱを透かして、きらきら光っています。「木だってね、まっすぐ伸びようとしても、風にゆられたり、曲がったりすることがある。でも、また太陽のほうへ伸びようとする。その“向かう心”が、まっすぐなんだよ」
きんたくんの胸の奥に、ぽっと小さな光が灯りました。「ぼくも…また、まっすぐになれるかな」
「もちろんだよ。きんたくんの心は、ちゃんと神さまのほうを向いてる。だから、明日またがんばろうって思えるんだよ」
きんたくんは深く息を吸いました。さっきまで重かった胸が、少し軽くなっています。「明日、ちゃんと掃除をがんばるよ。まっすぐハートで！」
お助けマンは、満足そうにうなずきました。「その気持ちがあれば、神さまはきっと喜んでくれるよ」
光がふわっと広がり、お助けマンは空へと消えていきました。でも、きんたくんの胸には、”まっすぐハート”がしっかり根をおろしていました。
「私の民よ。あなたがたは主の前で、正しく、きよい生活を送らなければなりません。今日のように、いつも主の教えを守らなければなりません。」 (列王記�� 8:61 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/uAe3TiAuyrY?si=zf0ssEo7RPy3Sp-U
- まっすぐハートのひみつ・・・ (2025-12-29 07:11:48)
- やさしさのタネをまこう・・・ (2025-12-28 06:51:23)
- 「しんじること」と「ことばにすること」・・・ (2025-12-27 06:30:34)
- いけない日があっても、だいじょうぶ・・・ (2025-12-26 06:51:59)
- ひかりのおくりもの・・・ (2025-12-25 06:31:37)
- ダビデの町で聞こえた ひそやかなよろこび・・・ (2025-12-24 06:08:19)
- よろこびのひかり・・・ (2025-12-23 07:04:35)
- ひかりのうまれたよる・・・ (2025-12-22 06:56:47)
- きんたくんと びっくりのクリスマス・・・ (2025-12-21 07:19:07)
- 信じるってなあに？・・・ (2025-12-20 06:55:42)
