「マリヤは言いました。 「ああ、心から主を賛美します。 救い主である神様を心から喜びます。 」(ルカの福音書 1:46-47 JCB)
「きんたくんと びっくりのクリスマス」
クリスマスがちかづくある日。きんたくんのむねは、何だか ざわざわしていました。みんなは うきうきしているのに、きんたくんの心だけ、かげがさしているようでした。
「どうしてだろう…クリスマスって、本当は どんな日なんだろう。」
そのときです。ふわりと、あたたかいひかりが きんたくんの前におりました。「きんたくん、きょうはね、クリスマスの いちばん大切な ひみつを一緒にきいてみよう。」お助けマンの声は、まるで やさしい毛布みたいに 心にしみました。
お助けマンは、そっと語りはじめました。天使がマリアにあらわれたこと。「あなたに赤ちゃんがうまれます」と告げたこと。そして、マリアがエリサベトをたずねたとき、エリサベトが 顔をかがやかせて 喜んだこと。
きんたくんは、目をまんまるにしてききました。「そんな…すごいことがあったんだ。」
でも、マリアが天使のことばをこわがらずに 受け止めたときの話になると、きんたくんのむねが ちくんとしました。「ぼくなら…こわくてにげちゃうかも。」その気持ちに気づいたとき、きんたくんの心は 少ししずかになりました。”ほんとうの気持ち”に、そっとふれたからです。
エリサベトがマリアをだきしめて「あなたは祝福された人です」といったとき。きんたくんのむねが、じんわりあたたかくなりました。「いいな…あんなふうに、だれかに 喜んでもらえるって。」
それは、きんたくんの心の奥にあった小さな願いが、そっと芽を出したしゅんかんでした。
お助けマンが、マリアの賛美のうたを語りました。「わたしのたましいは 主をあがめます…」
そのことばが、きんたくんの心に すーっとしみこんでいきました。「自分は小さいけど、神さまの愛は、とっても大きいんだ…」きんたくんの目が、ゆっくりとうるみました。
お助けマンは、きんたくんのとなりにすわって
やさしく言いました。「マリアがうけとった愛はね、きんたくんにも、ちゃんと向けられているんだよ。」
そのことばをきいたとき、きんたくんの目から、ぽろりと涙がこぼれました。「ぼくにも…?
こんなちいさなぼくにも…?」
涙は、さみしさの涙ではありません。”愛されている”と気づいたときにだけ流れる、あたたかい涙でした。
その夜。きんたくんは、まどの外にひかる星を見あげました。むねの奥が、ぽかぽかしていました。まるで、マリアのうたが、きんたくんのこころの中で、そっとひびいているようでした。
「神さま…あなたの愛って、こんなにあったかいんだね。クリスマス、ありがとう。」星がひとつ、やさしくまたたきました。メリークリスマス❣️
「マリヤは言いました。 「ああ、心から主を賛美します。 救い主である神様を心から喜びます。 」(ルカの福音書 1:46-47 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/NdT6i9qrJo0?si=NxA_mfsAmsPgu65F
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