「そういうわけですから、すでに実行しているように、互いに励まし合い、助け合いなさい。 」(テサロニケ人への手紙�� 5:11 JCB)
「ひみつのベンチ」
ある日の夕方。きんたくんは、しょんぼり歩いていました。「明日の発表、うまくできるかな…」胸がドキドキして、足が重くなります。
公園のベンチに、お助けマンが座っていました。にっこりもせず、何も言わず、ただ静かに待っています。きんたくんは、ちょこんと隣に座りました。
しばらくして、ぽつり。「ぼく、発表がこわいんだ…」
お助けマンは、うん、うん、と小さくうなずきます。最後まで、さえぎらずに聴いてくれました。
「そうなんだね。心がドキドキしてるんだね。」お助けマンの声は、やわらかい毛布みたい。
そして、ポケットから小さな紙を取り出しました。そこに、きらきらの星を描いて、きんたくんに渡します。これは星の絵だけど、神さまに心を向けると、神さまの愛がいつも一緒にあることに気づくんだよ。
「そして、この星のように、きんたくんの心の中にある光になるんだよ。発表のときも、胸にしまっておけば、勇気が出るんだ。」
きんたくんは紙をぎゅっと握りしめました。ほんの少し、笑顔になりました。そして、ちょっとした温もりが、大きな支えになることがわかります。
次の日。きんたくんは発表の前に、星の紙を思い出しました。「ひみつのベンテでお助けマンが聴いてくれた。神さま、ありがとう。ぼくはひとりじゃない。」
その気持ちが背中を押して、きんたくんは堂々と発表できました。それから、きんたくんは同じように不安そうなお友だちの気持ちに寄り添って聴くようになっていったのです。これがひみつのベンテだね。
「そういうわけですから、すでに実行しているように、互いに励まし合い、助け合いなさい。 」(テサロニケ人への手紙�� 5:11 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
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