「ですから、信仰によって神の目に正しい者とされた私たちは、主イエス・キリストによって、神との間に平和を得ています。」(ローマ人への手紙 5:1 JCB)
「ゆるしの花が さいた日」
きんたくんの心には、ずっと黒いもやがかかっていました。あのときのこと、あの言葉、あの痛み。忘れようとしても、もやは消えず、胸の奥でチクチクしていました。
ある日、お助けマンがそっと言いました。「きんたくん、そのもやの下には、まだ咲いていない花があるんだよ。」
きんたくんは首をかしげました。「花なんて、ぼくの心にはないよ。」
お助けマンは微笑みながら、きんたくんの手をとって、静かな丘へと連れていきました。そこには、誰にも見えないけれど、心の中にだけ咲くという「ゆるしの花」の種が眠っている場所でした。
きんたくんは、目を閉じて、心の奥に語りかけました。「ぼくは、もうにくまない。ぼくは、ゆるしたい。」イエスさまの十字架の愛を思い出したのです。
その瞬間、胸の中でぽん、と何かがはじけました。黒いもやがふわりとほどけて、あたたかな光が差し込みます。
そして――きんたくんの心に、小さな花が咲きました。それは、やさしいピンク色で、ふるえるように光っていました。
「これが……ゆるしの花?」
お助けマンはうなずきました。「そう。神さまが、きんたくんの心に平和をくださったんだよ。」
きんたくんはその花を胸に抱きしめながら、丘の上でそっと祈りました。「ありがとう。ぼくの心に、光をくれて。」
「ですから、信仰によって神の目に正しい者とされた私たちは、主イエス・キリストによって、神との間に平和を得ています。」(ローマ人への手紙 5:1 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/itmkY0EBJfI?si=c_otRnIJrC1HGk2Q
- ゆるしの花が さいた日・・・ (2025-10-30 06:41:13)
- きんたくんと「よかったのたね」・・・ (2025-10-29 06:41:37)
- きんたくんと ふしぎなメガネ・・・ (2025-10-28 06:56:33)
- こころを向けるって、どうするの?・・・ (2025-10-27 06:40:07)
- こころをむける れんしゅう・・・ (2025-10-26 06:35:20)
- こころのよろい・・・ (2025-10-25 07:20:18)
- きんたくんと まよいのみち・・・ (2025-10-24 07:19:05)
- きんたくんと「働き人」の祈り・・・ (2025-10-23 07:01:46)
- きんたくんと ひつじかいの ひみつ・・・ (2025-10-22 06:45:45)
- きんたくんと小さな勇士のひみつ・・・ (2025-10-21 06:16:37)

