「悪魔のどんな策略にも立ち向かえるように、神のすべての武具で身をかためなさい。」(エペソ人への手紙 6:11 JCB
『きんたくんとこころのよろい』
きんたくんは、元気いっぱいの男の子。でも、今日はなんだか、こころがモヤモヤしています。
「ちょっとだけなら、ズルしてもいいよ」友だちのことばが、きんたくんの胸にひっかかっていました。
夜になっても、モヤモヤは消えません。「ほんとうは、どうしたらいいんだろう…」
きんたくんは、ひとりで考えていました。
次の日の夕方。公園のベンチにすわっていると、ふわりと風が吹いて、お助けマンがあらわれました。
「きんたくん、どうしたの?」お助けマンは、やさしい目できんたくんを見つめます。
きんたくんは、ぽつりぽつりと話しはじめました。ズルしたくないけど、友だちに言いにくいんだよ。
お助けマンは、うなずきながら聴いてくれます。そして、そっと言いました。「神さまはね、きみのこころに“よろい”をくれるんだよ。」
「よろい?」きんたくんは、目をまるくします。
「それはね、ほんとうを大切にする“真理の帯”、よいことを選ぶ“正義のむねあて”、神さまを信じる“信仰のたて”、神さまのことばを知る“みたまのつるぎ”」と言う心のよろいなんだよ。
「それって…ぼくにも着られるの?」
「もちろん。神さまに心を向けたとき、自然に着られるんだよ。」
その夜、きんたくんはお祈りしました。「神さま、ぼくのこころに、ほんとうのよろいをください。」
次の日。友だちがまた言いました。「答え、見ちゃおうよ!」
きんたくんは、にっこり笑って言いました。
「ぼくは見ないよ。自分でがんばる。」
友だちはびっくりしたけど、きんたくんの目は、お友だちの気持ちによりそいながら、心が痛くなることを伝えたのです。そしたらお友だちも、よくないことだと気づいたのです。
帰り道、お助けマンがそっと言いました。
「きんたくん、きみはもう“神さまのよろい”を着ているよ。」
きんたくんは、うれしくなってうなずきました。「ぼく、これからも“こころのよろい”を着ていたいな。」
「悪魔のどんな策略にも立ち向かえるように、神のすべての武具で身をかためなさい。」(エペソ人への手紙 6:11 JCB
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/_boSSbE-efg?si=7yXUpdaF_NRcSGiI
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