「主の使いはギデオンの前に立ち、「勇士よ、主はあなたとともにおられる」と告げました。」(士師記 6:12 JCB)
きんたくんと小さな勇士のひみつ・・・
ある日、きんたくんは森の中の小さな丘にすわって、聖書のお話を聴いていました。「ギデオンってね、最初はこわがりで、自分なんて…って思ってたんだって。」先生の声が風にのって、きんたくんの胸に届きます。
「でもね、神さまはギデオンを“勇士”って呼んだんだよ。まだ何もしてないのに。」その言葉に、きんたくんの心がちょっとだけ、ぽっとあたたかくなりました。
その夜、きんたくんは夢を見ました。森の奥から、ふわっと光るマントを着た「お助けマン」が現れました。「きんたくん、どうしたの?」
「ぼく…勇士なんて、なれないよ。こわがりだし、ちっちゃいし…」きんたくんはうつむいて言いました。
お助けマンはにっこり笑って、そっときんたくんの隣にすわりました。「ギデオンもそうだったよ。でもね、神さまは“そのままのギデオン”を見て、勇士って呼んだんだ。」
「え…そのままで?」
「うん。だって、神さまが一緒にいるってことが、いちばんの強さだから。」
きんたくんの胸の中に、ぽっ…と小さな光がともりました。「ぼくも…そのままでいいのかな。」
「もちろん。弱くても、小さくても、神さまはきんたくんを見て“勇士”って呼んでるよ。」
その言葉に、きんたくんの目からぽろりと涙がこぼれました。でもそれは、うれし涙でした。
次の日、きんたくんは森の丘にまたすわって、そっとつぶやきました。「神さま、ぼくはまだちっちゃいけど…あなたが一緒なら、ぼくも勇士になれる気がするよ。」
風がやさしく吹いて、木々が「そのとおりだよ」とささやいているようでした。
「主の使いはギデオンの前に立ち、「勇士よ、主はあなたとともにおられる」と告げました。」(士師記 6:12 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/sWoBn3l0S7k?si=jdKQTPVdKJWPkuGl
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