「あなたがたは、恵みにより、キリストを信じることによって救われたのです。しかも、そのキリストを信じることすらも、あなたがたから自発的に出たことではありません。それもまた、神からの賜物(贈り物)です。 救いは、私たちの良い行いに対する報酬ではありません。ですから、だれ一人、それを誇ることはできません。』(エペソ人への手紙 2:8-9 JCB)
―見えないけれど、たしかにあるもの―
きんたくんは、今日もがんばっていた。お手伝いもしたし、お友だちにも優しくした。でも、うまくいかないことがあると、すぐに「ぼく、だめかも…」って思ってしまう。「神さまは、ぼくのこと、見てくれてるのかな…?」
そんなとき、ふわりと風が吹いて、お助けマンが現れた。「こんにちは、きんたくん。なんだか、心がもやもやしてるね。」
きんたくんは、ぽつりぽつりと話し始めた。「ぼく、がんばってるのに、うまくいかないと悲しくなる。神さまのこと、信じたいけど…見えないから、ほんとうにいるのかなって思っちゃう。」
お助けマンは、にっこり笑って言った。「きんたくん、酸素って見える?」
「ううん、見えない。でも、あるよ。ぼく、息してるもん。」
「そうだね。愛も、見えないけど、感じることができるんだ。神さまの愛も、目には見えないけど、心に届くんだよ。」
きんたくんは、少し考えてから言った。「でも、ぼくの行いが足りないから、神さまに近づけない気がする…」
お助けマンは、そっと聖書を開いて、こう読んだ。「あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。行いによるのではありません。」(エペソ2:8-9)
「きんたくん、神さまは、きんたくんががんばってるから愛してるんじゃないんだよ。きんたくんがどんなときも、そのままで変わらずに愛してるんだよ。それが“恵み”なんだ。」
きんたくんの目に、ぽろりと涙が浮かんだ。「じゃあ…ぼく、悲しいときも、うまくいかないときも、『神さま、助けてください』って祈っていいの?」
「もちろん。それが、信仰によって生きるってことなんだよ。見えないけど、たしかにある神さまの愛に、心を向けること。」
その夜、きんたくんは、静かに手を合わせて祈った。「神さま、ぼくの心がゆらゆらしても、あなたに向けられますように。見えないけど、あなたがいてくださることを、信じられますように。」
そして、きんたくんの心に、ふわりと光がともった。それは、見えないけれど、たしかにある希望の光だった。
「あなたがたは、恵みにより、キリストを信じることによって救われたのです。しかも、そのキリストを信じることすらも、あなたがたから自発的に出たことではありません。それもまた、神からの賜物(贈り物)です。 救いは、私たちの良い行いに対する報酬ではありません。ですから、だれ一人、それを誇ることはできません。』(エペソ人への手紙 2:8-9 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/qodQJv8ka3Q?si=o69mQgM4poFmOhx8
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