「キリストに属する者は、生まれながらの自分が持つ肉の欲望を十字架につけてしまったのです。」(ガラテヤ人への手紙 5:24 JCB)
きんたくんと ひかりのたから・・・
きんたくんは、いつも「じぶんのほしいもの」が頭の中をぐるぐるしていました。おもちゃ、あまいおかし、みんなにほめられること…。それが手に入ると、うれしくてたまらない。でも、手に入らないと、イライラしたり、さびしくなったりしました。
ある日、きんたくんは、友だちのたろうくんと遊んでいるときに、たろうくんが持っていたかっこいいロボットを見て、「ぼくもそれ、ほしい!」と叫びました。
たろうくんはびっくりして、「これはお父さんががんばって買ってくれたんだよ」と言いました。
でも、きんたくんの心はモヤモヤして、「ぼくのほうがほしいのに…」と、胸がぎゅっとなりました。
その夜、きんたくんはおふとんの中で、ぽつりとつぶやきました。「なんで、ぼくはいつも“じぶんのこと”ばっかり考えちゃうんだろう…」
すると、ふしぎな光とともに、お助けマンがあらわれました。「きんたくん、きみの心の声、ちゃんと聞こえたよ」と、お助けマンはやさしく言いました。
「じぶんもほしいと、そのことばかり考えると、心の目はせまくなってしまうんだ。でもね、ほんとうの必要(神さまの愛)に心を向けると、視点は開かれて、“じぶん”をこえて、だれかのために心をひらくことになるんだよ。」
きんたくんは、お助けマンの言葉に耳をすませながら、心の中にぽっと小さな光がともるのを感じました。
「それって…神さまの愛のこと?」
「そうだよ。神さまの愛は、きみが“じぶんのことだけ”じゃなく、“ほんとうにたいせつなこと”に目をひらくように、そっと導いてくれるんだ。」
その日から、きんたくんは少しずつ変わっていきました。
たろうくんのロボットを見ても、「たろうくん、よかったね!」と心から言えるようになったり、
おかしを分けるときも、「どうぞ」と先に友だちに渡せるようになったり。
そして、ある日、きんたくんは空を見上げて、こう言いました。
「神さま、ぼくの心の目をもっとひらいてください。パウロさんみたいに、ほんとうにたいせつなことに気づけるように。」
そのとき、空からやさしい光がふりそそぎ、きんたくんの胸の中に、あたたかい宝物がひとつ、そっと置かれたような気がしました。
それは――神さまの愛という、いちばんの宝物でした。
「キリストに属する者は、生まれながらの自分が持つ肉の欲望を十字架につけてしまったのです。」(ガラテヤ人への手紙 5:24 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/AeMDmaKPuu0?feature=shared
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