「キリストは、私たちのために進んでいのちを捨ててくださいました。そのことによって、私たちは愛を知ったのです。ですから、私たちも兄弟のために、いのちを捨てるべきです。」(ヨハネの手紙�� 3:16 JCB)
きんたくんと十字架の愛のおはなし・・・
ある日、きんたくんは聖書の言葉を読んでいました。「キリストは、私たちのためにいのちを捨ててくださいました。それによって、私たちは愛が何であるかを知りました。」（ヨハネの手紙�� 3:16）
その言葉に、きんたくんの胸がじんわり熱くなりました。「イエスさまは、ぼくのために…？ いのちを…？」その愛は、ただ優しいだけじゃなく、痛みも悲しみも引き受けるほど深いものでした。
でも、きんたくんの心には、ちょっぴりモヤモヤもありました。「ぼくも、そんなふうに愛したいけど…この前、あきらくんとケンカしちゃった。いじわるされると、どうしてもゆるせない…」
そのとき、ふわりと光がさして、お助けマンが現れました。「きんたくん、よくがんばってるね。心が痛かったね。話してくれてありがとう。」お助けマンは、きんたくんの隣にすわって、静かに耳をかたむけてくれました。
きんたくんは、ぽつりぽつりと気持ちを話しました。「わかってもらえると…うれしい。なんだか、ほっとする…」
お助けマンはにっこりして言いました。「それが“understand”ってことなんだよ。英語では“下に立つ”って書くんだ。相手の目線に立って、心を聴くこと。イエスさまは、十字架の上からじゃなく、ぼくらの痛みの中に来てくれたんだよ。」
きんたくんは、目をまるくしました。「イエスさまは、ぼくが安心できる居場所になってくれたんだね…」
「そう。だから、まず神さまに心を向けてみよう。愛は、がんばって出すものじゃなくて、神さまから受け取るものなんだよ。」
その日から、きんたくんは、朝のひとときに神さまに心を向けるようになりました。「神さま、今日もぼくの心をやさしくしてください。ぼくが誰かの安心の居場所になれますように。」
そして、あきらくんに会ったとき、きんたくんはそっと言いました。「この前はごめんね。ぼく、もっとわかりたいって思ってるんだ。」あきらくんはびっくりしたけど、うれしくなって「うん」と言いました。
きんたくんの心には、イエスさまの愛の光が、そっと灯っていました。
「キリストは、私たちのために進んでいのちを捨ててくださいました。そのことによって、私たちは愛を知ったのです。ですから、私たちも兄弟のために、いのちを捨てるべきです。」(ヨハネの手紙�� 3:16 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
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