礼拝説教要旨
礼拝説教要旨 : 2012年5月6日 「一人で生きているのではない」
本日の聖書 ヨハネによる福音書15章5節
「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」
宣教題 「一人で生きているのではない」 牧師 新保雅雄
枝が木につながっているから、その枝は葉を茂らせ芽を出し、生きている証しとしての実をつけるのです。さらにその実は、さらなる命を宿して、次の命につなげていくのです。本来枝には、大変大きな力と使命があるのです。
しかし枝が木から離れてしまった。木につながっていない枝になってしまうと、芽を出し葉をつけるという、大きな力を持っていても、何もできず枯れてしまい、いずれ土に帰ってしまうのです。
芽を出す事も、花や実りを付けることも出来ません。その枝は結局、それ自身だけでは生きていけないのです。木には命があるのです。
枝と同様に、本来私たちも神につながっていて、大きな能力と使命が与えられています。それを発揮できるのは、命の源である神と信仰で結ばれることで初めて可能になるのです。
木につながっていない、自分の力だけに頼るとき、必ず死という最後を迎え終わっていくのです。神につながっていない人間は、結局肉の思いによって堕落し滅びに向かう、枯れた枝になるのです。
「宗教や神に頼るのは弱い者のすること」よく聞く言葉です。確かにそのとおりだと思います。神を信じる(つながる)ことは、枝としての自らの弱さと限界を、勇気をもって謙虚に認めることです。
強がりを言って弱さを隠すことは、決して強さではありません。その弱さを正直に認めることが、本当の強さなのです。人は自分だけで生きているのではありません。沢山の人々に支えられています。
- ご連絡 (2024-01-01 17:44:01)
- 覚えてお祈りください (2023-10-22 06:55:49)
- 2023年9月17日「神の国はあなたの中に (2023-09-17 04:59:01)
- 2023年9月10日 「主に命を委ねます」 (2023-09-10 06:10:07)
- 2023年9月3日「御言葉の種を蒔き続ける」 (2023-09-03 05:09:24)
- 2023年8月27日 「子羊を守る」 (2023-08-27 06:55:13)
- 2023年7月16日「弱者の目線に立つ教会」 (2023-07-16 06:28:24)
- 2023年7月9日 「金で神の恵みを買う者たち」 (2023-07-09 06:43:30)
- 2023年7月2日 「この喜びを多くの人々に語りたい」 (2023-07-02 05:27:56)
- 2023年6月25日「主の名によって立って歩く」 (2023-06-25 05:17:17)