礼拝説教要旨
礼拝説教要旨 : 2020年1月26日「父よ」
本日の聖書 マタイによる福音書6章9節
「天におられるわたしたちの父よ、
御名が崇められますように」
宣教題「父よ」 牧師 新保雅雄
主の祈りは、主イエスが弟子たちに教えられた祈りです。主イエスご自身が祈り、また、弟子たちにもこように祈りなさいと教えてくださった祈りです。以来、約2千年に渡りキリスト教会は、繰り返しこの主の祈りを祈り続けてきました。時代を超え、場所を超え、宗派を超え、同じ祈りを祈り続けて来ました。
この主の祈りは、神への呼び掛けと、それに続く6つの祈りから成っています。まず、神に対して「天におられる、わたしたちの父よ」と呼び掛けています。神に向かって、親しく「父よ」と呼び掛けることから始まるのです。つまり祈りは父と子の対話なのです。
そして「私たちの父よ」と呼び掛けるのです。つまり神は、自分一人の神でなく、「わたしたちの神」として呼び掛け祈るのです。つまり自分だけではなく、人のことを人と共に祈ることの大切さを言われています。 教会は常に兄弟姉妹の群れであるということです。
この呼び掛けに続いて、始めの3つの祈りは、神ご自身に対しての祈りです。そして、後の3つの祈りは、「わたしたち」に対しての祈りです。この順番が大切です。
ともすると私たちは、自分の祈り願いにばかり、思いが向きがちになります。自分のことばかり、神に言い立てたくなるのです。まず祈りにおいて大切なことは、祈られるべきは神であり、神に思いを向けることで、祈りが神との会話となるのです。
後半の3つの祈りは、「わたしたち」についての祈りです。「わたしたち」と祈る時に、どの範囲の「わたしたち」を思い浮かべることが出来るかが問われます。主の祈りが、私たちの親しい者だけなのか、あるいは世界のすべての人たちについてなのか?
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