本日の聖書 コヘレトの言葉12章1、7、8節
「青春の日々にこそ、おまえの創造主に心を留めよ。苦しみの日々が来ないうちに。
塵は元の大地に帰り、霊は与え主である神に帰る。なんと空しいことか、とコヘレトは言う。すべては空しいと、と。」
宣教題「過ぎ行く時」 牧師 新保雅雄
イスラエルを統一したダビデ王の子供であるソロモン王は、イスラエルの絶頂期の王です。「栄華を極めた」と言われた人です。
わたし達も、ソロモン王とまではいかないまでも、世の中のある程度のものを手に収めたい。これが人生の幸福への目標になっているのではないでしょうか。そう思い歳を重ねていきます。
もし多くの富、金、権力を手に入れることで幸せになれるのであれば、世界の先進国の人々は、皆幸せで平和に暮らしているでしょう。しかし世界を見てみますと、そうではないことが分かります。
先進国と言われる国ほど、多くの腐敗や悩みを抱えています。日本も世界の先進国の一員ですが、平和だといえるでしょうか。毎日どこかで殺人事件や自殺が起きています。富や権力では、人の心は満たされないどころか、かえって空しさが大きくなるのです。
ソロモン王は言います「すべては空しい。人は労苦するが、すべての労苦も何になろう。」(1:2,3)さらに、「たとえ、千年の長寿を二度繰り返したとしても、幸福でなかったなら、何になろう。すべてのものは同じひとつの所に行くのだから」(6:6)ソロモン王は、世のあらゆる物を手に入れたにもかかわらず、心の空しさは埋められなかったと、晩年になって回想しています。
それに気付いた彼は、こう警笛を鳴らします「青春の日々にこそ、おまえの創造主に心を留めよ。苦しみの日々が来ないうちに。」(12:1)。幸福への道は、神に立ち帰ることであると言う。「あの栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほども着飾っていない」 被造物に心留めるのではなく、創造主に心を留めたい。
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