本日の聖書   マタイによる福音書5章43,44節
「あなたがたも聞いているとおり、「隣人を愛し、敵を憎め」と命じられている。しかし、わたしは言っておく。「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」
宣教題「敵を愛し祈る」  牧師 新保雅雄
本日の聖句は、「隣人を愛し、敵を憎め」です。 律法に関する主イエスの教えも、最後の6番目になります。愛するということ、とても大切な聖句です、いつも心に持ちたいものです。
「敵を憎め」という言葉は、「隣人を愛せ」という教えの裏返しとして、人の心に潜む思いと言えるのでは、ないでしょうか。ともすると、私たちは、自分の中で、隣人と敵との線引きをしたがるものです。
そして、隣人と認めた相手に対しては、愛そうとするが、敵だと認識した相手のことは、何があっても相容れない思いが心の中にあります。
主イエスは言われます。天の父である神は、「悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださる。」   
神は、悪人も、善人も分け隔てされません。正しい者と、正しくない者も、同じように愛してくださるのです。
もし、神が、善人にだけ、太陽を昇らせるとしたならば、一体、世の中でどれ程の人が、太陽の光を浴びることが出来るのでしょうか。
また、神が、正しい者にだけ、雨を降らせるとしたならば、どれ程の人が、恵みの雨を浴びることが出来るのでしょうか。
神は、この世の全ての者を愛しておられます。だからこそ、神は、悪人にも善人にも、分け隔てなく太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも、雨を降らせてくださるのです。
「神は、人を分け隔てされない。だから、あなたがたも、分け隔てすることなく、敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。」と言われる。神が愛されている者を、なぜあなたが分け隔てする事が出来るのでしょうか。全ての人は、神の大切な子なのです。
- きんたくんの ほんとうの ひかり・・・ (2025-10-31 06:58:41)
- ゆるしの花が さいた日・・・ (2025-10-30 06:41:13)
- きんたくんと「よかったのたね」・・・ (2025-10-29 06:41:37)
- きんたくんと ふしぎなメガネ・・・ (2025-10-28 06:56:33)
- こころを向けるって、どうするの?・・・ (2025-10-27 06:40:07)
- こころをむける れんしゅう・・・ (2025-10-26 06:35:20)
- こころのよろい・・・ (2025-10-25 07:20:18)
- きんたくんと まよいのみち・・・ (2025-10-24 07:19:05)
- きんたくんと「働き人」の祈り・・・ (2025-10-23 07:01:46)
- きんたくんと ひつじかいの ひみつ・・・ (2025-10-22 06:45:45)







