聖 書 ルカによる福音書14章5節
「あなたたちの中に、自分の息子か牛が井戸に落ちたら、安息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか」
宣教題 『愛と宗教』
主イエスは、安息日にファリサイ派の議員に、食事の招待を受けました。議員の家には律法の専門家やファリサイ派の議員達が、大勢集まっていました。その中に水腫を患っている人がいました。
この病人が、ここに招かれたのは、安息日に主イエスが、この人に対してどうするか、その様子をうかがう為だったのです。
主イエスは、その心を見ぬいて彼らに言いました。
「安息日に病気を治すことは律法で許されているか、いないか。」彼らは黙って一言も答えませんでした。主イエスは、水腫を患っている人を癒され、議員の家から送り出してしまいました。
あらためて主イエスは聞きました。 5節「あなたたちの中に、自分の息子か牛が井戸に落ちたら、安息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか」彼らは何も答えることが出来ませんでした。なぜなら認めざるを得なかったからなのです。
誰でも愛する我が子を助けようとします。もしそれが、律法違反だとして非難されても、自分が裁かれ罰せられたとしても、助けようとするでしょう。彼達は、他人には、律法厳守、信仰第一と教えているが、自分の愛する子供だったらどうするでしょうか。
私達はどうでしょうか。信仰の弱い人に「クリスチャンのくせに」このことが、どんなに人を縛っているか。相手が抱え込んでいる状況も知らずに、信仰を押し付けることは、追い込むだけです。
自分では、どうしょうも出来ないからこそ、教会にすがっている人を、主イエスの愛から引き離す結果になっていないだろうか。 こうした心無い言葉で人を縛る時、いつしか自分も、「クリスチャンのくせに」という言葉に縛られることになるのです。
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