本日の聖書 マタイによる福音書18章18〜20節
「はっきり言っておく。あなたがたが地上でつなぐことは、天上でもつながれ、あなたがたが地上で解くことは、天上でも解かれる。また、はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる。二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」
宣教題「心を一つに」 牧師 新保雅雄
私達は「神は、どんな願いでも聞いて下さるのだろうか?」と、そちらのほうばかりに思いが向いてしまう。しかし今朝の御言葉に「あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら」という前提が付いていることを、忘れないようにして欲しい。
この「心を一つにする」という言葉は、ギリシャ語では「シュンフォーノー」という動詞です。これは「音と音が調和して共に鳴ること共鳴」という意味です。特に楽器の演奏で、それぞれの楽器が調和して一つの音楽を作ることを言います。そしてこれが英語ではシンフォニー、つまり「交響曲」という言葉になるのです。
交響曲は、バイオリンやチェロなどの弦楽器や、フルートやトランペット、クラリネットやホルンなど木管楽器、金管楽器、そして打楽器など、実にたくさんの様々な楽器によって成り立っています。
それぞれの楽器が、それぞれ勝手に音を出したり勝手なリズムで演奏したりすれば、それはうるさいだけの騒音です。しかし指揮者のもとで演奏されたとき、それは一つの美しい心打つ音楽になる。
主イエスが「あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら」と言われたとき、それは「シンフォニー」なのです。私達は、心を一つにして祈り合っているでしょうか。教会が「心を一つにして」、まさにオーケストラがシンフォニーを奏でるように調和し共鳴して、神に向かって祈っているでしょうか。
まさに教会の祈りについて言われています。そして「わたしもその中にいる」と主は言われています。
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