本日の聖書 マタイによる福音書26章21〜23節
「一同が食事をしているとき、イエスは言われた。「はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人がわたしを裏切ろうとしている。」 弟子たちは非常に心を痛めて、「主よ、まさかわたしのことでは」と代わる代わる言い始めた。イエスはお答えになった。「わたしと一緒に手で鉢に食べ物を浸した者が、わたしを裏切る。
宣教題「私たちも招かれている」 牧師 新保雅雄
主イエスは言われた、「はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人が、わたしを裏切ろうとしている。」
この「あなた方」とは、誰であろう今主イエスといっしょに過越の食事をとっている12弟子のことです。つまり12弟子のうちの一人が、主イエスを裏切るというのです。
12弟子とは主イエスに選ばれ、家族や仕事を捨て従って来たものたちの集まりです。その12弟子に、「生まれない方がよかった」とも言われたのです。12弟子は「心を痛めて」「まさか私ではないでしょうね」と言ったのです。彼らは、否定はしませんでした。どこかに信じきれない自分がいたのでしょうか。人は弱いのです。
裏切りのユダも、この最後の晩餐の食卓に招かれているのです。そして主イエスと同じ鉢に食べ物を浸して食べているのです。12弟子の一人であるユダは、自分を招き愛してくださった主イエスを、銀貨30枚でユダヤ当局へ売り渡します。大罪を犯します。
しかしこのユダさえも、今、最後の晩餐の食卓に招かれているのです。もしユダが、この食卓から締め出されているとしたら、罪人は、主イエスの晩餐に招かれない、とうことになります。つまり罪人は救われない、ということになってしまうのです。
最悪の罪人、裏切り者ユダが、この最後の晩餐の食卓に招かれ、加えられているのを見る時、そして100%裏切らないと言い切れない12弟子、神の国に入れていただく値打ちのない、神に愛される資格が何もない、この信仰の弱い私たちでさえも、神の国の食卓に招かれていることを思うのです。ここに神の愛があります。
- こころのドキドキ・・・ (2025-09-03 06:25:39)
- 知恵のたね・・・ (2025-09-02 07:07:20)
- 心を向ける旅・・・ (2025-09-01 06:09:51)
- 「まず神さま」の練習・・・ (2025-08-31 06:02:29)
- きくことから はじまるチャレンジ・・・ (2025-08-30 06:28:54)
- こころの向き・・・ (2025-08-29 06:25:22)
- ゆるしの ひかり・・・ (2025-08-28 06:50:44)
- 確かなの約束・・・ (2025-08-27 05:38:00)
- とこしえのいわ・・・ (2025-08-26 06:06:19)
- 神さまにこころを向ける旅・・・ (2025-08-25 06:53:24)