本日の聖書 マタイによる福音書22章19〜21節
税金に納めるお金を見せなさい。」彼らがデナリオン銀貨を持って来ると、イエスは、「これは、だれの肖像と銘か」と言われた。彼らは、「皇帝のものです」と言った。すると、イエスは言われた。「では、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」
宣教題 「わたしは神様のもの」 牧師 新保雅雄
ヘロデ派とファリサイ派の人々は、主イエスに問いかけた。
「皇帝に税金を納めるのは、律法に適っているでしょうか、適っていないでしょうか。」
ヘロデ派の人々は「もちろん納めましょう」という人々です。しかしファリサイ派の人々は、渋々納めている人々です。ファリサイ派とヘロデ派は、考え方が違う水と油の関係。仲が悪いのです。
ところが今日の聖書では、仲が悪い者同士が、主イエスを死刑にしたいということでは、利害関係が一致しているのです。そこで、「イエスの言葉尻をとらえて、罠にかけようと相談した」のです。
彼らは主イエスに質問します。「皇帝に税金を納めるのは、律法に適っているでしょうか、適っていないでしょうか」。適っていないといえばローマへの反逆罪、適っているといえばユダヤ人が騒ぐ。
主イエスは、人々が見守る中、渡された1デナリ銀貨を手にとって言われた。「これは誰の肖像と銘か?」デナリ銀貨には、ローマ皇帝の肖像と銘が刻まれていたので彼らは、「皇帝のものです」と答えました。すると主イエスは、「では、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」と言われた。彼らは急いで立ち去った。
一体何が『皇帝のもの』で、なにが『神のもの』なのだろうか?
聖書は、私たち一人一人は主のもの、神様のものだと言われます。私たちが、失敗をして、ざ折したり、人間関係がうまくいかない時、また負いきれない重荷を背負うとき。しかし感謝すべきことに、主イエスは、私たちは主のものである、と言われるのです。私たちが一人も滅びないようにするためなのです。
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