2024.1.28きんたメール第904号。※きんたメールとは、板橋教会の週報をメールで送っている際に添えている板橋教会ホームページ担当のきんた(北村)の独り言です。
『愛を求めて・・・』〜渇きを潤す〜
敬愛する皆さま、いつも、ありがとうございます。能登半島中心の地震による被災者の上に、戦火に巻き込まれて心を痛めているウクライナとパレスチナエリアの上に、困難や苦難の中におられますお一人ひとりの上に主の慰めと必要で満たされますように今一度覚えてお祈りください。
2024年はますます多様性のある中で、互いに理解し合うことが求められています。わたしたちはそれぞれが分かり合えると喜びで満たされますので、いつも求め続けていけたら最高ですよね。
聖書ルカ19:1〜9に、ザアカイさんのお話しがあります。ザアカイと言う名前は「正しい」と言う意味です。でもここに登場するザアカイさんのやっていることは的外れのため正しいことではありませんでした。
当時のユダヤはローマの支配下にありましたので、ユダヤ人はユダヤとローマの税金をダブルで払っていたのです。そのため立場を利用して税金の基準よりも多く徴収して裏金のようにお金を集めていたのが取税人です。
だからユダヤ人からは裏切り者のように嫌われていたのです。生きるための手段でしたが、まったく満たされない孤独な気持ちなどわかっでくれる人は1人もいませんし、信頼できる人もいません。しかし心の穴を埋めようと嫌われれば嫌われるほど税金取り立てに精を出すのです。
経済的には豊かになりますが、心は愛に飢え渇いています。そんなザアカイがイエスさまのうわさを聴いて、イエスさまがエリコに来ていると知って会ってみたいと切望するのです。とても大事なことです。
しかし、嫌われ者ですから、イエスさまに近づこうにもなかなかそうはいかないのです。そこで、先回りしてイエスさまが通るだろうと思われる道の木の上で待っていたのです。ただイエスさまを一目見たいと言う思いでです。
そして、ついにその時が来ました。イエスさまが木の下を通られたのです。そのまま通りすぎると思いきや、なんと、「ザアカイ、降りてきなさい」と声をかけられたのです。
名前で呼んでくれるなんてなかったのでしょう。だからザアカイはビックリしました。
さらに「ザアカイ、今夜あなたの家に泊まるよ」と言うのです。誰も家に来てくれなかったし尊重されたことがない中で心が渇ききっていたザアカイさんでしたから本当に嬉しかったのです。
イエスさまの愛にふれたザアカイさんは、ガラリと変わります。愛は人を癒します。そして自ら生き方が変わろうとする力で満たされます。自分さえ良ければいいと言う状態から、分かち合う人に変えられたのです。心が満たされていることが伝わってきます。
あなたにとって受けつけられないと思う人があなたのまわりにいるのではないでしょうか。もしくは、自分がまわりに大事にされないからと言う問題を抱えている人もいるのではないでしょうか。
イエスさまの愛は、どの人にも注がれています。あなたにも。わたしにも。ザアカイさんのように「今日あなたの家に泊まるよ」と言われますイエスさまをお迎えしましょう。温もりで満たされます。
「これを見ていた人々の心中は、おだやかではありません。『なにも、あの札つきの悪党の家の客にならなくても……』と言って、つぶやきました。 しかし、ザアカイは主の前でこう告白しました。『先生。今からは、財産の半分を貧しい人たちに分けてあげます。税金を取り過ぎた人たちには、四倍にして払い戻します。』イエスは言われました。『その告白こそ、今日この家に救いが来たことのあかしです。この人も迷い出たアブラハムの子どもの一人なのだから。メシヤ(救い主)のわたしは、このような人を捜し出して救うために来たのです。』」ルカの福音書 19:7-10 JCB https://bible.com/bible/83/luk.19.8-10.JCB
ぜひ、ご一緒に教会で神さまの「愛」と「知恵」を確認しましょう。あなたは愛されるために生まれた人です。私たちは不完全な者ですが、不完全ゆえに赦し合い、助け合いながら、神さまの愛に生きる人として成長していきたいものです。いつも主にこそ目を向けていく恵みで満たされますように。そのために十字架の愛を忘れることがないように助けて導いてください。
どんなときも主が共にいてくださる人生は「新しい力」を受けます。よき理解者が「一緒にいるだけ」で人は「命」を得ます。ぜひお近くの教会(十字架が目印)へご連絡ください。一緒に祈りましょう。あなたの上に主の祝福が豊かに注がれますように。主が共にいてくださいますように。
ご意見・ご要望は北村までお寄せください。今週も皆さまの上に主の祝福と平安が豊かにありますように。栄光在主
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