2022.1.9きんたメール第796号。※きんたメールとは、板橋教会の週報をメールで送っている際に添えている板橋教会ホームページ担当のきんた(北村)の独り言です。
『どっちの大丈夫がいいですか・・・』〜してほしいことをする力に〜
敬愛する皆さま、いつも、ありがとうございます。とても寒いですね。心身ともに温もりが必要です。それぞれの置かれた場所で、温もりを分かち合うことができますように助けてください。皆さまの健康が守られますように。お1人ひとりの必要をご存知の主が豊かに導いてくださいますように。
さて、よく『大丈夫ですか』と言う言葉を耳にしますよね。わりと気遣う言葉として使うことが多いのですが、状況や場合によっては、感じ方が変わってしまうことがあります。
「大丈夫ですか?」って言われたら、本当は大丈夫ではないけど、「大丈夫です」と、言ってしまう、言うしかないとか。
また声をかける『自分が』安心したくて投げ掛ける言葉になっていたりすることもありますよね。
そうですから、声をかけられた時の状態によっては、安心する人もいますが、不快に感じる人もいることも共有させていただきます。なので、どこに焦点を合わせるかを意識することも大事なのですね。
以前、ルーテル教会の子どもメッセージを共有したことがあります。小さな女の子が転んで足を怪我して泣いていました。泣いている女の子に、『痛くない痛くない、大丈夫大丈夫』とある人が声をかけました。すると女の子はもっと泣いてしまったのです。
痛いのに痛くないとか、大丈夫じゃないのに大丈夫と言われたら、否定された上に、気持ちをまったくわかってもらえないと言うダブルパンチになってしまいます。だから、女の子はもっと泣いてしまったのです。
そこで、自分がけがした時、してもらってうれしかったことを思い出して、今度は、『ごめんごめん。痛かったね。ビックリしたね。でも、もう大丈夫だよ。』と、声をかけて手当てしたら、『痛かったことをわかってくれてありがとう。』と、安心して女の子は泣き止みました。
『大丈夫』と言う言葉は同じでも、全然違いますよね。
また、ここから「人からしてほしいと思うことを人にもしなさい。」ということと「人 からされていやなことは人にしない。」という言葉は同じように捉えられがちですが、実は全然違うことも共有させてください。
なぜなら、「人からしてほしいと思うことを人にもしなさい。」ということは相手の人がいやがることをしないだけで はなく、相手の人が喜ぶこと、嬉しいことをしなさいという意味だからです。
わたしたちは、自分が当事者になるとよくわかりますので、傷つくような言葉や態度に遭遇したときは、こんな時、どんな言葉や姿勢だと嬉しいのかを、その時の状態によって難しい時もありますが、そこから学んで養う力へと強めてほしいと願います。
「人からしてほしいと思うことを、そのとおり、人にもしてあげなさい。これがモーセの律法の要約です。」マタイの福音書 7:12 JCB
https://bible.com/bible/83/mat.7.12.JCB
ぜひ、ご一緒に教会で神さまの「愛」と「知恵」を確認しましょう。あなたは愛されるために生まれた人です。私たちは不完全な者ですが、不完全ゆえに赦し合い、助け合いながら、神さまの愛に生きる人として成長していきたいものです。いつも主にこそ目を向けていく恵みで満たされますように。そのために十字架の愛を忘れることがないように助けて導いてください。
どんなときも主が共にいてくださる人生は「新しい力」を受けます。よき理解者が「一緒にいるだけ」で人は「命」を得ます。ぜひお近くの教会(十字架が目印)へご連絡ください。一緒に祈りましょう。あなたの上に主の祝福が豊かに注がれますように。主が共にいてくださいますように。
ご意見・ご要望は北村までお寄せください。今週も皆さまの上に主の祝福と平安が豊かにありますように。栄光在主
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