知恵はどこに?〜見過ごされやすいところに〜

投稿日時 2021-04-24 22:45:16 | カテゴリ: ニュースレター

2021.4.25きんたメール第759号。※きんたメールとは、板橋教会の週報をメールで送っている際に添えている板橋教会ホームページ担当のきんた(北村)の独り言です。


 知恵はどこに?』〜見過ごされやすいところに〜


 敬愛する皆さま、いつも、ありがとうございます。3度目の緊急事態宣言が4都府県で発令されました。前例頼りの文化から、前例のない対応について知恵を出し合う文化へとバトンが渡される時代の中にいます。今の課題はそれぞれ抱えているでしょうから、どうしたらいいのか神さまとの祈りのキャッチボールをしながら新たな知恵で満たされていきますように祈ります。皆さまの健康が守られますように。それぞれの必要をご存知の主が豊かに導いてくださいますように。


 さて時代や文化が変わっても、本来のあるべき姿を見失わないことは大切ですね。それは「互いに生きる関係」です。聖書の創世記から出エジプト記の中に、イスラエル人のヨセフさんが兄弟に妬まれて嫌がらせをされたことでエジプトに売られてしまう場面がありますが、この最悪で絶望的な出来事が、のちに大逆転して希望の光になってしまうこともあるのが人生です。


 奴隷となったヨセフさんでしたが、神さまに信頼する誠実な姿勢は守られました。大飢饉が起こりましたが、神さまに知恵を与えられたヨセフさんは、作物がならなくても困らない方法で乗りきりエジプト王に信頼されるようになります。そして、エジプトに富をもたらすだけではなく、イスラエルの人々も助けられて栄えていきました。


 エジプトとイスラエルの関係も「互いに生きる関係」になりました。それから400年が経つと、代も次々に変わりエジプト王も民もイスラエル人との関係について知らないようになります。大事なことが引き継がれないと互いに生きることの目的が見失われて、次第にエジプト王は自分の保身が目的になります。


 それでエジプト王はイスラエル人が増えるのは驚異になるので、イスラエル人が増えないことに一生懸命エネルギーを使うようになるのです。ミャンマーの軍のクーデターみたいにです。


 自分の立場を守ることが1番になると、そのために「相手のことはないがしろ」にして、とんでもないことをしてしまうのです。これもわたしたちの姿の鏡写しではないでしょうか。


「あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ。」 マタイ6:21


 と言われるように、価値や目的をどこに置くのかで大違いになるのですね。だから心の使い方とそのための知恵が必要なのです。


 互いに生きるための知恵を求めていくなら余計な心配にエネルギーを使うことなく、本来の王としての役割(民の幸せ)にエネルギーと知恵を使いますから、国全体に互いに生きる知恵が広がってますます豊かになっていくのではないでしょうか。王様への信頼も高まるのです。ゆえに力で支配するリーダーが退き、ミャンマーに再び平和が戻りますように祈ります。


 だから何を大事にするのか、時代を超えて大事なこと(互いに生きるための愛と知恵)が引き継がれていきますように。これこそ後世に残したい大事な思いではないでしょうか。


「その町に一人の貧しい賢人がいて、知恵によって町を救った。しかし、貧しいこの人のことは、だれの口にものぼらなかった。それで、わたしは言った。知恵は力にまさるというが/この貧しい人の知恵は侮られ/その言葉は聞かれない。 」コヘレトの言葉9:15-16


 上記のように見た目で惑わされたり、見過ごされやすいところ(小さく弱く見える十字架の愛)にある知恵にこそ心を向けて聴いていきたいと思います。さぁ知恵を見つけよう!


 ぜひ、ご一緒に教会で神さまの「愛」と「知恵」を確認しましょう。あなたは愛されるために生まれた人です。私たちは不完全な者ですが、不完全ゆえに赦し合い、助け合いながら、神さまの愛に生きる人として成長していきたいものです。いつも主にこそ目を向けていく恵みで満たされますように。そのために十字架の愛を忘れることがないように助けて導いてください。


 どんなときも主が共にいてくださる人生は「新しい力」を受けます。よき理解者が「一緒にいるだけ」で人は「命」を得ます。ぜひお近くの教会(十字架が目印)へご連絡ください。一緒に祈りましょう。あなたの上に主の祝福と勇気が豊かに注がれますように。主が共にいてくださいますように。


 ご意見・ご要望は北村までお寄せください。今週も皆さまの上に主の祝福と平安が豊かにありますように。栄光在主






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