十字架の愛〜罪を憎んで人を憎まず〜

投稿日時 2021-03-14 06:34:52 | カテゴリ: ニュースレター

 2021.3.14きんたメール第753号。※きんたメールとは、板橋教会の週報をメールで送っている際に添えている板橋教会ホームページ担当のきんた(北村)の独り言です。


 十字架の愛」〜罪を憎んで人を憎まず〜


 敬愛する皆さま、いつも、ありがとうございます。今年のイースターは44日(日)です。それまでの40日間は世界中でイエスさまの受難を覚えて過ごすクリスチャンが多いのではないかと思います。なぜならば一番忘れてはならないことだからです。わたしたちのために主が十字架にかけられるまでの受難を覚えてイースターまでを過ごしていきたいと思います。皆さまの上に主の祝福が豊かにありますように。


 さて、わたしたちはそれぞれの置かれた場所で、さまざまな背景ではありますが、共通して大事にしているのは「今いるそこから主に心を向けること」です。弱いわたしたちが惑わされないためです。つまり目的から目を背けないことと同じだからです。


 目的から目を離すと、わたしたちは勘違いしてしまいますし、道に迷ってしまいます。たとえば聖書を読んで知恵を得るのは素晴らしいことですが、十字架の愛から目をそらすと、知恵を印籠のような使い方をして裁き主にでもなったかのような傲慢さがあらわになります。ワイドショーやネットで誰かをよってたかって袋叩きにしているのと同じで、聖書に出てくる律法学者やファリサイ派の姿はまさに十字架にイエスさまをかける、そんな自分の姿でもあるのです。


 実を見て木がわかるように、十字架がないがしろにされると的外れな状態になってしまいます。聖書から学ぶことは愛だからです。神さまの十字架の愛です。愛は自分にはないけど、神さまの恵みが働くことで愛の実が成るのです。この愛は「こんな自分でもまるごと受け止めてくださる」ほどの、目からうろこが落ちるような奇跡的な愛なのです。


 だから自分が「赦された罪深い罪人」なのを自覚することは言うまでもありません。聖書に書いてある罪とは、すべてを創られた神さまを無視することです。そして自分を一番にしてしまうことです。そこから罪の実がなるからです。


 自分が一番のときは、神さまの愛が入るすきがないので、愛の実はなりません。だから愛の実が成るように求め続けていきたいと思います。もちろん悪いことを寛容すると言うことではありません。「なぜそうしてしまったのか」「何がそうさせたのか」という自分の姿に気づくために、「罪を憎んで人を憎まない」ように心の声に寄り添い、愛をもって向き合うことが求められているのです。


「イエスはオリーブ山へ行かれた。 朝早く、再び神殿の境内に入られると、民衆が皆、御自分のところにやって来たので、座って教え始められた。 そこへ、律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、 イエスに言った。『先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。 こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか。』イエスを試して、訴える口実を得るために、こう言ったのである。イエスはかがみ込み、指で地面に何か書き始められた。 しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。『あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。』そしてまた、身をかがめて地面に書き続けた。これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、立ち去ってしまい、イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。イエスは、身を起こして言われた。『婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。だれもあなたを罪に定めなかったのか。』女が、『主よ、だれも』と言うと、イエスは言われた。『わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。』」ヨハネ8:111


 ぜひ、ご一緒に教会で神さまの「愛」と「知恵」を確認しましょう。あなたは愛されるために生まれた人です。私たちは不完全な者ですが、不完全ゆえに赦し合い、助け合いながら、神さまの愛に生きる人として成長していきたいものです。いつも主にこそ目を向けていく恵みで満たされますように。そのために十字架の愛を忘れることがないように助けて導いてください。


 どんなときも主が共にいてくださる人生は「新しい力」を受けます。よき理解者が「一緒にいるだけ」で人は「命」を得ます。ぜひお近くの教会(十字架が目印)へご連絡ください。一緒に祈りましょう。あなたの上に主の祝福と勇気が豊かに注がれますように。主が共にいてくださいますように。


 ご意見・ご要望は北村までお寄せください。今週も皆さまの上に主の祝福と平安が豊かにありますように。栄光在主






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