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「兄弟のような愛情で互いに愛し合い、また、心から尊敬し合いなさい。」(ローマ人への手紙 12:10 JCB)
「きんたくん、どうしたの?」
ある日の休み時間。きんたくんは、校庭のすみっこで、ひざをかかえて座っていました。
そこへ、ふわっと光がさして――お助けマンが現れました。「きんたくん、今日は元気がしぼんでるね。何があったのかな」
きんたくんは、ぽつりと話し始めました。「今日ね、友だちのタクミくんに、ぼくの意見を笑われちゃったんだ。みんなの前でだったから、すごく恥ずかしくて……。もう、タクミくんなんて嫌いになりそう」
お助けマンは、うんうん、と静かにうなずきました。「そっか。きんたくん、つらかったね。笑われると、心がキュッと痛くなるよね」
きんたくんは、少しだけ顔を上げました。
「でもね、きんたくん。ぼくは、きんたくんが“嫌いになりそう”って言ったのを聞いて、きんたくんの心がまだ温かいままだって気づいたよ」
「え……どうして?」
「本当にどうでもいい人なら、心は痛まないんだよ。大切だからこそ、傷つくんだ。それってね、ローマ12:10にある“兄弟のように愛し合う”心の芽が、きんたくんの中にちゃんとあるってことなんだ」
きんたくんは、胸のあたりがじんわりしてきました。「でも、どうしたらいいのかな。タクミくんのこと、前みたいに思えないよ」
お助けマンは、そっときんたくんの横に座りました。「“兄弟のように愛する”ってね、『いつも仲良しでいなきゃいけない』って意味じゃないんだよ。むしろ、相手の気持ちを想像したり、相手の良いところを思い出したりすることを大切にするってことなんだ」
きんたくんは、タクミくんの顔を思い浮かべました。「タクミくん、いつもサッカーでぼくにパスくれるんだ。この前も、ぼくが失敗しても“ドンマイ!”って言ってくれた」
「それだよ、きんたくん。“尊敬する”っていうのは、相手の良いところをちゃんと見つけて、大切にすることなんだ」
きんたくんの表情が少し明るくなりました。「じゃあ……明日、タクミくんに“あの時ちょっと悲しかった”って言ってみようかな。タクミくんのいいところも、ちゃんと思い出せたし」
お助けマンはにっこり。「それは、とっても勇気のある一歩だよ。きんたくんのその心こそ、神さまが喜ばれる“兄弟のような愛”なんだ」
きんたくんは立ち上がり、胸を張りました。「よし、やってみる!」
お助けマンは、光の中に消えながら言いました。「きんたくんの心は、今日もちゃんと輝いてるよ」
「兄弟のような愛情で互いに愛し合い、また、心から尊敬し合いなさい。」(ローマ人への手紙 12:10 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
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