ひかりのうまれたよる・・・

投稿日時 2025-12-22 06:56:47 | カテゴリ: 礼拝説教要旨

 「マリヤは初めての子を産みました。男の子です。彼女はその子を布でくるみ、飼葉おけに寝かせました。宿屋が満員で、泊めてもらえなかったからです。」(‭‭‭ルカの福音書‬ ‭2‬‬:‭7‬ ‭JCB‬‬)


「ひかりのうまれたよる」


寒い夜、きんたくんはふと目をさました。外はしんしんと雪がふり、風がヒュウと鳴っています。きんたくんは、なんだか胸がドキドキして眠れません。「どうしたんだろう…さみしいのかな…」


そんなとき、ふわっとあたたかい光が部屋にさしこみました。お助けマンがそっとあらわれます。「きんたくん、ねむれないのかな」やさしい声に、きんたくんはほっとします。


「なんだか、こころがさみしくて…」きんたくんが言うと、お助けマンはにっこり笑いました。


「じゃあ、ひとつのおはなしをしよう。とても寒い夜に、あたたかい光がうまれたお話しだよ。」


お助けマンは、手のひらに小さな光をうかべながら語りはじめます。「むかしむかし、マリアさんというお母さんが、とてもたいせつな赤ちゃんをうんだんだ。でもね、どこのおへやもいっぱいで、あたたかいベッドもなかったんだよ。」


きんたくんは目をまるくします。「えっ、じゃあ赤ちゃんはどうしたの」


「家畜さんたちがいる場所でね、やわらかい布にくるまれて、飼い葉おけにそっと寝かされたんだ。」


「さむくて、くらい場所だったけれどね」お助けマンは光を少し強くします。「そこにうまれた赤ちゃんは、こまっている人を助けるためにきた“ひかり”だったんだ。どんなに小さくても、どんなに静かでも、そのひかりは世界中をあたためる力をもっていたんだよ。」


きんたくんは、胸のドキドキが少しずつおさまっていきます。


「お助けマン、その赤ちゃんって…」きんたくんがそっと聞くと、


「そう、イエスさま。きみのさみしい気持ちにも、そっとよりそってくれる方だよ。」


きんたくんは、胸の中がぽかぽかしてきました。「そうなんだ。なんだか、あったかい…」


お助けマンはうれしそうにうなずきます。「それがね、イエスさまのひかりなんだ。きんたくんの心にも、ちゃんと届いているよ。」


外の風はまだヒュウと鳴いています。でも、きんたくんの部屋の中には、小さな光がやさしくゆれていました。


きんたくんは目をとじながら思います。ぼくのところにも、ひかりがきてくれたんだ…」


その夜、きんたくんはあたたかい気持ちのまま、すやすやと眠りにつきました。


「マリヤは初めての子を産みました。男の子です。彼女はその子を布でくるみ、飼葉おけに寝かせました。宿屋が満員で、泊めてもらえなかったからです。」(‭‭‭ルカの福音書‬ ‭2‬‬:‭7‬ ‭JCB‬‬)


まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。


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