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「マリヤは初めての子を産みました。男の子です。彼女はその子を布でくるみ、飼葉おけに寝かせました。宿屋が満員で、泊めてもらえなかったからです。」(ルカの福音書 2:7 JCB)
「ひかりのうまれたよる」
寒い夜、きんたくんはふと目をさました。外はしんしんと雪がふり、風がヒュウと鳴っています。きんたくんは、なんだか胸がドキドキして眠れません。「どうしたんだろう…さみしいのかな…」
そんなとき、ふわっとあたたかい光が部屋にさしこみました。お助けマンがそっとあらわれます。「きんたくん、ねむれないのかな」やさしい声に、きんたくんはほっとします。
「なんだか、こころがさみしくて…」きんたくんが言うと、お助けマンはにっこり笑いました。
「じゃあ、ひとつのおはなしをしよう。とても寒い夜に、あたたかい光がうまれたお話しだよ。」
お助けマンは、手のひらに小さな光をうかべながら語りはじめます。「むかしむかし、マリアさんというお母さんが、とてもたいせつな赤ちゃんをうんだんだ。でもね、どこのおへやもいっぱいで、あたたかいベッドもなかったんだよ。」
きんたくんは目をまるくします。「えっ、じゃあ赤ちゃんはどうしたの」
「家畜さんたちがいる場所でね、やわらかい布にくるまれて、飼い葉おけにそっと寝かされたんだ。」
「さむくて、くらい場所だったけれどね」お助けマンは光を少し強くします。「そこにうまれた赤ちゃんは、こまっている人を助けるためにきた“ひかり”だったんだ。どんなに小さくても、どんなに静かでも、そのひかりは世界中をあたためる力をもっていたんだよ。」
きんたくんは、胸のドキドキが少しずつおさまっていきます。
「お助けマン、その赤ちゃんって…」きんたくんがそっと聞くと、
「そう、イエスさま。きみのさみしい気持ちにも、そっとよりそってくれる方だよ。」
きんたくんは、胸の中がぽかぽかしてきました。「そうなんだ。なんだか、あったかい…」
お助けマンはうれしそうにうなずきます。「それがね、イエスさまのひかりなんだ。きんたくんの心にも、ちゃんと届いているよ。」
外の風はまだヒュウと鳴いています。でも、きんたくんの部屋の中には、小さな光がやさしくゆれていました。
きんたくんは目をとじながら思います。ぼくのところにも、ひかりがきてくれたんだ…」
その夜、きんたくんはあたたかい気持ちのまま、すやすやと眠りにつきました。
「マリヤは初めての子を産みました。男の子です。彼女はその子を布でくるみ、飼葉おけに寝かせました。宿屋が満員で、泊めてもらえなかったからです。」(ルカの福音書 2:7 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/isoXz7p8QyE?si=JoWzD7aucMoXeP1e
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