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「さて皆さん。筆を置く前に、もう一つ申し上げたいことがあります。真実なこと、良いこと、正しいことに注目しなさい。きよいこと、愛すべきことについて思いめぐらし、他の人の長所に目をとめなさい。神を喜び、賛美することばかりを考えなさい。」(ピリピ人への手紙 4:8 JCB)
きんたくんと「よかったのたね」
きんたくんは最近、なんだか元気がありません。おともだちとけんかをしてしまったり、たいせつにしていたおもちゃがこわれてしまったり、うまくいかないことがつづいていたのです。
「どうしてぼくばっかり、こんなことばかりおこるんだろう…」きんたくんは、おふとんの中でしくしく泣いていました。
そのとき、ふしぎな音がしました。「トントン、トントン」まどの外をのぞくと、そこには――お助けマン!
「きんたくん、きみの心に“よかったのたね”をまきにきたよ。」
「よかったの…たね?」
お助けマンはにっこり笑って、小さな光るたねを手のひらにのせました。「これはね、どんなにくらい日でも、心の中に“よかった”を見つける力をくれるんだ。でもね、たねは自分で見つけて、自分でまかないと、花はさかないんだよ。」
きんたくんは、ちょっとだけ首をかしげながらも、たねを受け取りました。
次の日、きんたくんは学校でまたいやなことがありました。でも、ふとポケットの中の“よかったのたね”を思い出しました。
「うーん…でも、今日の給食、おいしかったな。」
「先生が“ありがとう”って言ってくれたな。」
「帰り道、きれいな夕やけが見えたな。」
すると――きんたくんの心の中で、小さな花がぽっと咲いたのです。それは、あたたかくて、やさしい光を放っていました。
その夜、お助けマンがまたやってきました。「きんたくん、今日も“よかったのたね”をまけたね。」
「うん! なんだか、心がぽかぽかしたよ。」
お助けマンはうれしそうにうなずきました。「ピリピ人への手紙っていう、ふるい手紙にも書いてあるんだよ。”ほんとうのこと、きよいこと、愛すべきこと、よいことを思いなさい”って。
それが、心をまもってくれるんだ。」
それからというもの、きんたくんは毎日「よかったのたね」をさがすようになりました。雨の日も、さびしい日も、心の中に小さな花が咲くようになったのです。
「さて皆さん。筆を置く前に、もう一つ申し上げたいことがあります。真実なこと、良いこと、正しいことに注目しなさい。きよいこと、愛すべきことについて思いめぐらし、他の人の長所に目をとめなさい。神を喜び、賛美することばかりを考えなさい。」(ピリピ人への手紙 4:8 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/vbm0pTjQXE4?si=s9gq7lrm4B_Mmjwh
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