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「ですから私たちは、いま見えるもの、すなわち身の回りの苦しみには目をとめません。むしろ、今は見えない天にある喜びを望み見ているのです。苦しみは、やがて消え去ります。しかし、その喜びは永遠に続くのです。」(コリント人への手紙�� 4:18 JCB)
『きんたくんと ふしぎなメガネ』
あるところに、きんたくんという男の子がいました。きんたくんは、絵をかくのがだいすき。
でもね、こんどのコンクールでは「金賞」をとりたくて、まいにちそわそわ。
「一ばんになりたいな。かっこいいって言われたいな。」そんな気もちが、きんたくんのこころをいっぱいにしていました。
でも、友だちの絵を見ては、くらべてしまって……「ぼくの絵、ぜんぜんだめだ……」と、しょんぼり。
そのときです。ふわりと風がふいて、やさしい声が聞こえました。「きんたくん、見えないものを見てみたいかい？」
びっくりしてふりむくと、そこにはお助けマン。手には、きらきら光るふしぎなメガネ。「これをかけてごらん。」お助けマンがそっとメガネをわたしてくれました。
きんたくんがメガネをかけると……わあっ！なんだこれ！
友だちの絵のまわりに、「がんばった気もち」や「おかあさんに見せたいって思った心」が、光のつぶになって、ふわふわと浮かんでいました。
じぶんの絵のまわりにも、「夢中になってかいた時間」や「友だちを応援したやさしさ」が、やさしい色で、ぽわんと光っていました。
「ぼく、見えるものばっかり見てたんだ……」ぽろりと涙がこぼれました。
お助けマンは、にっこりほほえんで言いました。「見えるものは すぐに消える。でも、見えないものは ずっと残るんだよ。」
そのとき、ふしぎなメガネは、ふわりと風にのって消えてしまいました。でもね、きんたくんのこころには、「見えないものを見る目」がのこったのです。
次の日、きんたくんは友だちに言いました。「いっしょに絵をかけて、うれしかったよ。」
空のむこうから、お助けマンの声が聞こえたような気がしました。「それが、ほんとうの金賞だよ。」
見えるものだけじゃなく、見えないけれどたいせつなものに目をとめると、こころがぽかぽかしてくるよ。あなたのまわりにも光っているものが、きっとありますよ。
「ですから私たちは、いま見えるもの、すなわち身の回りの苦しみには目をとめません。むしろ、今は見えない天にある喜びを望み見ているのです。苦しみは、やがて消え去ります。しかし、その喜びは永遠に続くのです。」(コリント人への手紙�� 4:18 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/4SDYeg_om0Q?si=k5zi_Is8c0nbym9w
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