「強盗は、盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするために来ます。しかしわたしが来たのは、いのちをあふれるほど豊かに与えるためです。」(ヨハネの福音書 10:10 JCB)
きんたくんとこころのれんしゅう・・・
ある朝、きんたくんはテレビのニュースを見て、胸がぎゅっとなりました。「どうして、こんなことをするんだろう…」強盗の事件。傷ついた人の顔。きんたくんのこころは、悲しみでいっぱいになりました。
そのとき、ふわりと風が吹いて、窓のそばにお助けマンが現れました。「悲しい気持ちになるよね。きんたくんのこころは、誰かの痛みに気づけるやさしいこころだね。」
きんたくんはうなずきました。「でも、どうしてそんなことができるんだろう。人の気持ちがわかったら、できないはずなのに…」
お助けマンはそっと言いました。「それはね、心が神さまから離れてしまっているからかもしれない。奪うこと、だますこと、傷つけることは、神さまの愛とは反対のこと。神さまは、いつも与える愛で満たしてくれるんだよ。」
きんたくんは目をまるくしました。「与える愛…?それって、どんな感じ?」
お助けマンは、きんたくんの手をとって、庭に出ました。そこには、小さな花が咲いていました。「この花は、誰かに見てもらうために、ただ咲いている。気づいてもらえないかもしれないけど、誰かに喜んでもらうために、香りを届けている。それが、神さまの愛のかたちなんだよ。」
きんたくんは、花に顔を近づけて、そっと香りを吸い込みました。「なんだか…こころがうれしいで満たされるね。」
お助けマンはにっこり笑いました。「それが、神さまに心を向ける第一歩。悲しいニュースを見たとき、怒りや不安を感じたとき、『神さま、神さまから離れてしまいそうな人も、そして同じように、ぼくのこころをも守ってください』って祈ってみよう。そして、誰かにやさしい言葉をかけてみよう。それが、神さまの愛を受け取って、分かち合う練習になるんだ。」
その日から、きんたくんは毎朝、「神さま、今日もぼくのこころをあなたに向けたい」と祈るようになりました。
そして、悲しい気持ちになったときは、お助けマンの言葉を思い出して、小さな花に話しかけるように、「ぼくは、与える愛を選べますように助けてください」とつぶやくのでした。
「強盗は、盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするために来ます。しかしわたしが来たのは、いのちをあふれるほど豊かに与えるためです。」(ヨハネの福音書 10:10 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
よかったら、こちらもごらんくださいね。https://youtu.be/sP_w76qFTcs?feature=shared
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