「ですから、互いに罪を告白し、祈り合いなさい。正しい人の祈りは大きな力があり、驚くほどの効果があります。」(ヤコブの手紙 5:16 JCB)
「こころのドキドキ」
ある日の夕方、きんたくんは胸がドキドキしていました。学校でのこと、友だちとのすれちがい、うまく言えなかった気持ち…。「どうしよう…」と心がざわざわして、涙がこぼれそうになります。
そのとき、ふわりと風が吹いて、お助けマンがそっと現れました。「きんたくん、どうしたの?」と、やさしく問いかけます。
きんたくんは、言葉にならない気持ちをぽつぽつと話し始めました。「安心したいのに、どうしても焦っちゃうんだ。祈ろうと思っても、忘れちゃう…」
お助けマンは、うんうんと静かにうなずきながら、きんたくんの手をそっと握ります。「それでもね、神さまはずっときんたくんを見ていて、変わらずに愛してくれているよ。祈りを忘れてしまう時も、疲れてしまう時も、そのままのきんたくんを、神さまは知っていてくださる。」
きんたくんの目に、ぽろりと涙が浮かびました。「そんなぼくでも、いいの…?」
「もちろん。その気持ちを知ることは、同じように不安な人の気持ちをわかる力にもなるんだよ。」
お助けマンは、小さなノートを取り出しました。そこには「まず神さまに心を向ける練習」と書かれていました。「安心できない時こそ、心の中で『神さま、今ここにいてください』って言ってみよう。それが小さな祈りのはじまりになるよ。」
その夜、きんたくんはお布団の中で、そっと目を閉じてつぶやきました。「神さま、ぼくの心に来てください。」すると、胸のドキドキが少しずつ静かになって、やさしい光が心に灯ったような気がしました。
そしてきんたくんは思いました。「ぼくは、祈ることを忘れてしまうこともあるけど、それでも神さまは、ぼくを忘れないんだ。」
「ですから、互いに罪を告白し、祈り合いなさい。正しい人の祈りは大きな力があり、驚くほどの効果があります。」(ヤコブの手紙 5:16 JCB)
まず神さまに心を向ける練習をし続けていきましょう。あなたは神さまに愛されています。あなたの存在を感謝いたします。今日も一日主の祝福が豊かにありますように。
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