本日の聖書 ルカによる福音書13章33節
「わたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない」
宣教題 「ゴーイング マイウエイ」 牧師 新保雅雄
主イエスと弟子達のもとに、ファリサイ派の人々が近寄って来た。ファリサイ派とは、主イエスを心よく思っていないユダヤ教の一派で、主イエスを十字架刑へ送ったのはこの一派です。
しかし、一転して主イエスに危険が迫っていることを教えに来たのです。当時、ガリラヤを治めていたヘロデ王が、主イエスを殺そうと狙っている。早くここから逃げるように教えに来たのです
自分を殺そうとする人が、来るということを聞いたら、あわてふためいて、どこに逃げようかと、するのではないでしょうか。しかし主イエスは、逃げるどころか全く動じません。そして、ヘロデ王を狐とよんで、ご自分の進む道を、はっきりと示されました。
そしてファリサイ派の人々に向かって「行って、あの狐に、『今日も明日も、悪霊を追い出し、病気をいやし、三日目にすべてを終える』とわたしが言ったと伝えなさい。」と言われるのです。
悪霊に取り付かれた人から悪霊を追い出し、また病気に苦しむ人を癒し解放しました。そして全ての人の罪を赦す為、十字架の待つエルサレムへ向かう。これが主イエスの進む我が道なのです。
世のどんな権力者の脅しにも屈せず、今日も明日も、次の日もいつも通りに、人を救う道を歩き続ける主イエス。
どんなに強い権力を持つ、自分を付け狙う者にたいしても、全く動じない、今やるべき事を優先されました。それが主の道です。
自分の命よりも今最も愛を必要としている人、救いを待って苦しんでいる人、そこが主の道なのです。どうか私たちも世の目を恐れずに、主の歩かれた道に従いたい。勇気を下さいと祈りたい。
|