本日の聖書 ルカによる福音書13章23〜24節
「主よ、救われる者は少ないのでしょうか」と言う人がいた。イエスは一同に言われた「狭い戸口から入るように努めなさい。」
宣教題 「人生の荷物を減らす」 牧師 新保雅雄
ある人が主イエスに「救われる者は少ないのでしょうか」と訪ねました。それに対して「狭い戸口から入るように努めなさい」と主イエスは答えた。いつの世も人々の関心事は「どうしたら救われるのか」だ。
この後主イエスは、金持ちの議員に言われています「財産のある者が神の国に入るのは、なんと難しいことか。金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」(ルカ18:24,25)
さらに主イエスは、「言っておくが、入ろうとしても入れない人が多いのだ。」と語られた。誰もが神の御国(救い)へ入りたいと願っている。しかし、実際には、入れない人が多い。 なぜでしょうか?
御国へ入るとは、この世の人生を終わるとき、その先の神の国への入り口、門を指している。その門へは、信仰という切符一枚あればいい。
しかし、私たちは、あまりに有り余るものを持ちすぎている。財物や、それを求める欲望という心が、大きすぎるから、狭い門からは入れない。御国へつながる門は、狭いからだ。
パウロは、人生は旅のようなものだと言われている。人は神から生まれ、また神の元に帰る。裸で生まれ裸で帰る。この世の人生は旅。旅の途中で沢山の荷物を持ちすぎるあまり、重たくて自分の家に帰ることが出来なくなる。世は、正に沢山持つ者を成功者と呼ぶからである。
ではどうしたら荷物を減らすことができるのだろうか。いままで蓄えてきた世への執着、神から離れ世にとらわれた心を悔い改め、主イエスの十字架によって軽くしていただくのだ。
そのことを「自分の十字架を背負って着いて来なさい」と言われる。十字架の先に、狭い神の国の門がある。旅慣れた人の荷物は少ない。
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