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                        本日の聖書  ルカによる福音書2章6〜7節 
 「ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み。布にくるんで飼い葉桶に寝かした。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」 
 宣教題「主をお迎えする準備は」   牧師 新保雅雄 
 クリスマスイヴおめでとうございます! 
 今から約2020年前、神の子イエス・キリストは、イスラエルのベツレヘムと言う町の家畜小屋、その中の飼い葉桶の中にお生まれになりました。 
 飼い葉桶とは、家畜のえさ箱のことです。くさく、寒く、不潔な場所です。決して、生まれたばかりの赤ん坊にとって、祝福を受ける場所ではありません。 
 神の子なら豪華な神殿で、やわらかい高級な布団に包まれて生まれる。しかし、御子イエス・キリストは、飼い葉桶の中に生まれた。なぜなら「宿屋には彼らの泊まる場所がなかったから」です。 
 当時、ユダヤの人々は、住民登録をせよというローマ皇帝の命令によって、それぞれ自分の属する町へ帰って行きました。マリアも夫のヨセフと共に、ベツレヘムの町へ向かったのです。しかし、そこには沢山の帰省の人たちで泊まる宿屋もなく、民家の家畜小屋を借り、雨風をしのいだのでした。 
 今日、私たちは、御子イエスのお生まれになる場所を、用意しているでしょうか。私達は、あまりにも世のことに心とられ、自分のことだけで精いっぱいで、神の恵みさえも見えなくなっている。 
 2千年前のクリスマスも「マリアたちの泊まる場所がなかった」 どうか今宵、静かなイブの中で改めて自分自身を省みてください。  
                      
  
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