2021年4月4日「おはよう!マリア」

投稿日時 2021-04-04 07:25:39 | カテゴリ: 礼拝説教要旨

 本日の聖書 マタイによる福音書285,6


天使は婦人たちに言った。「恐れることはない。十字架につけれたイエスを捜しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい」


宣教題「おはよう!マリア」   牧師 新保雅雄


週の初めの日(日曜日)の明け方、マグダラのマリアともう一人のマリアは、悲しみの中、主イエスが葬られた墓を見に行きました。


主イエスの墓は、この二人にとって十字架で死んでしまった、主イエスとの思い出に、悲しみ、寂しさ、無念さを誘うものでした。


ところが、墓にいた天使は、「あの方は、ここにはおられない」、主イエスの納められていた墓は、マリアたちにとって、そこから新たな命へ続く、折り返し地点へと変えられたのです。この場所が悲しみと絶望に満ちた、命の行き止まりの最終地点では無いことを告げたのです。


このマリアたちの経験は、この世に生きる私たちにとって、実に大きな希望を与えてくれます。主イエスが、十字架の死から復活されたことは、この世の命に行き止まりがあり、命が終わる。行き止まりがあるものではなく、天の御国への通過点に過ぎないことを、明らかにしているからです。


もはや、死は、私たちの人生の最終地点ではありません。通過する地点なのです。勿論、私たちは、まずは、そこへ向けて、この世の人生を進めます。でも、そこがゴールではなく、天の御国への通過点であり、それは、主イエスの十字架によって開かれたのです。


新たな歩みへと向かい始めた時に、二人の歩みの先に、立っておられる方が見えました。何と主イエスが、二人のマリアの行く手に、彼女を導くように立っておられたのです。


そして主イエスは、マリアたちに「おはよう」と声を掛けられました。 この朝の挨拶は、復活の命の始まりを告げておられるのです。


今朝、主イエスは、あなたに「おはよう」と声を掛けられています。






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