2018年12月23日「あなたの宝の箱を開けなさい」

投稿日時 2018-12-23 07:19:19 | カテゴリ: 礼拝説教要旨

本日の聖書  マタイによる福音書2章1節〜

宣教題「あなたの宝の箱を開けなさい」 牧師 新保雅雄 

「イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者達が東の方からエルサレムに来て、言った。『ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。』

彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者達はその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。」

東方の占星術の学者達が、遠くの国から星に導かれてエルサレムにやってきました。そしてベツレヘムの幼子を見つけ出しました。そこには、幼子が母マリアと共にいました。学者たちは、ひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を献げたのです。

わたし達も今日クリスマスに、この場所に導かれました。それぞれがいろいろな思いを抱えてこの場所にいます。私たちは今日何を携えて、この場に導かれたのでしょうか。あなたの宝の箱には、何が入っていますか?



私がクリスマスの意味を理解できたのは、教会へ行く様になった30歳の頃です。それまでクリスマスとは、イエス・キリストの生まれた日を祝う日ぐらいの理解でした。私にとってクリスマスは、行きつけの飲み屋で、気に入った女の子と大酒を飲み、朝までドンチャン騒ぎをする日でした。

教会で初めてのクリスマスを迎えるときに、私はバプテスマを受けました。前の年までのクリスマスとは、まったく違うクリスマスでした。それはまさに昨年までの古い自分を脱ぎ捨て、新しい自分に生まれ変わるときでした。静かな讃美歌の中で本当の新年を迎えたのです。それ以来、バプテスマ記念日である新年は、私にとってクリスマスなのです。 

もし、教会の門をくぐっていなければ、いまだに私は、本当の新年を迎えられなかったでしょう。相変わらず朝まで、歌舞伎町で飲んだくれて、大騒ぎをしていたと思います。

クリスマス、主の誕生日、その日、教会でバプテスマを受けて救われました。十字架とは、世のたどり着く姿であり、復活とは信仰の人生である。このことを理解できるのに、そう時間はかかりませんでした。

今年も新年を迎えられ感謝いたします。ア-メン   牧師 新保雅雄





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