2018年10月28日「一人の救いの為に」

投稿日時 2018-10-28 06:38:50 | カテゴリ: 礼拝説教要旨

 本日の聖書  マルコによる福音書5章12〜37節

汚れた霊どもはイエスに、「豚の中に送り込み、乗り移らせてくれ」と願った。イエスがお許しになったので、汚れた霊どもは出て、豚の中に入った。すると、二千匹ほどの豚の群れが崖を下って湖になだれ込み、湖の中で次々とおぼれ死んだ。

宣教題「一人の救いの為に」   牧師 新保雅雄

主イエスと弟子達は、嵐のガリラヤ湖を渡りました。着いた所は、ゲラサ人の地方と呼ばれる地です。主イエス達が舟から上がると、汚れた霊に取りつかれた人がやって来ました。この人は墓場を住まいとし、暴れるので縛られていた鎖を引きちぎって来たのです

汚れた霊は、舟から降りたばかりの主イエスに「いと高き神の子イエス、苦しめないでほしい」と願いました。しかし、主イエスは「汚れた霊、この人から出て行け」と汚れた霊を叱りました。

汚れた霊は、かなわないと見ると、山で餌を食べていた2千匹の「豚の中に送り込み、乗り移らせてくれ」と願ったのです。主イエスが赦され、汚れた霊は豚の中に入り、群れは一斉に崖を下って湖になだれ込み、全てが溺れ死んでしまったのです。

しかし主イエスが、この人を汚れた霊から救ったにも拘わらず、この地に喜ぶ人はいませんでした。そればかりか主イエスに向かって「この地方から出て行ってもらいたい」と追い出したのです。

嵐の荒波を越えて、この地に渡って来たのです。しかし主イエスが行ったことは、一人の男を癒すことだけだったのです。しかも、人から嫌われ見放されて墓場で暴れ騒ぎ続けていた男なのです。

主イエスは、激しい嵐を越えて命がけで渡って来られたのです。それも、たった一人の救いの為に。 ここに、神の愛があります。

人はこの人を嫌い恐れます。しかし主イエスは、この人を命を懸けて愛します。憎むのは人ではなく汚れた霊です。主イエスは彼の心の叫びを聞かれたのです。






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