2017年5月7日「それぞれがキリストの体」

投稿日時 2017-05-07 06:32:17 | カテゴリ: 礼拝説教要旨

本日の聖書 マタイによる福音書18章15節

「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい。言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる。」

宣教題「それぞれがキリストの体」  牧師 新保雅雄

  今朝の聖書の御言葉には「教会」という言葉が出てきます。つまり、「教会」の中で起きる出来事を言われています。そして教会の中でも「罪を犯す」ということが起きてくるのです。

  なぜならば、教会は主イエスによって「罪を赦された人」の集まりであって、「罪を犯さなくなった人」の集まりではありません。完全な人の集まりではなく「赦された罪人」の集まりです。

  ですから教会の中でも問題が起こることがあります。私たちは肉の体を持つ以上、罪を犯さなくなったのではありません。だから、「兄弟があなたに対して罪を犯したなら」という事が起きるのです。

  そんなわたし達に主イエスは、「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい」と言われる。世では普通そんなことをしません。しかし主イエスは、そのように言われるのです。これはいったいなぜでしょうか?  

  人は自分の立場というものがある。どんなに自分が間違っていると思っても、見栄や体裁のために素直に、謝れないときがある。更に、皆の前で罪を指摘されたら、誰だって意固地になるでしょう。

  だから主イエスは、「行って二人だけの所で忠告しなさい」と教えられるのです。教会員みんなの前で裁くのではなく、相手を切り捨てるのではなく得るためです。心を開き過ちに気がつくように。

  主イエスが続けて「言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる」と言われる。すなわち、本当の兄弟姉妹になるということです。つまり1人1人がキリストの体である。だからなのです。






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