2016年5月15日「救いと犠牲」

投稿日時 2016-05-15 07:44:10 | カテゴリ: 礼拝説教要旨

本日の聖書 マタイによる福音書8章34節

「イエスを見ると、その地方から出て行ってもらいたいと言った」

宣教題「救いと犠牲」  牧師 新保雅雄

主イエスたち一行が、ガリラヤ湖の向こう岸、ガダラ人の地方に着いた時のことです。主イエスを迎えたのは、悪霊に取りつかれた二人だけでした。舟で渡る前は、主イエスたちは、大勢の群衆に取り囲まれていました。ところが渡った岸では、歓迎されませんでした。

主イエスを出迎えたのは、墓場から出て来た、悪霊に取りつかれた二人でした。彼らは、非常に凶暴なので、墓場に隔離された状態になっていたのです。

悪霊たちは、餌をあさっていた豚の群れを指して、主イエスに、こう願い出ました。「我々を追い出すのなら、あの豚の中にやってくれ」「我々を追い出すのなら、あの豚の中にやってくれ。」

主イエスは、この悪霊の願いを聞き入れられました。そして、悪霊に向かって、主イエスは、「行け」と言われたので、悪霊たちは、抵抗することもなく、二人から出て、豚の中に入り、豚はみな、崖を下って湖になだれ込み、死んでしまったのです。

これを見ていた豚飼いたちは、町に行って、このことを知らせました。町に人は、主イエスに、その地方から出て行ってもらいたいと言ったのです。せっかく、主イエスは、悪霊を追い出し、町に平和をもたらしたなのに、町の人たちは、主イエスを追い出そうとしているのです。

この町の人々は、悪霊に取りつかれ、苦しんでいる人がいても、犠牲を払ってでも、何とか悪霊を追い出し、その人を救おうという心を持っていません。自分たちの利益が優先するものでした。

一方、主イエスだけは、苦しむ人を、ほうっておくことは、ありませんでした。自己を犠牲にしてまでも私たちを救われる。ここに神の愛があります。






板橋キリスト教会にて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://itabashi-church.net

このニュース記事が掲載されているURL:
http://itabashi-church.net/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=235