2015年3月1日「何に心を向けるか」

投稿日時 2015-03-01 07:13:19 | カテゴリ: 礼拝説教要旨

本日の聖書  ルカによる福音書21章12〜13節

「しかし、これらのことがすべて起こる前に、人々はあなたがたに手を下して迫害し、会堂や牢に引き渡し、わたしの名のために王や総督の前に引っ張って行く。それはあなたがたにとって証しをする機会となる」

宣教題  「何に心を向けるか」   牧師 新保雅雄

  主イエスは、キリスト者への迫害が迫っていること、そして迫害に対する心構えを語られました。

  現在の私たちには、迫害と言っても、なかなか分かりづらいことですが。今から65年程前の戦争中の日本であれば、キリスト教信仰者への迫害や弾圧があり、牧会者の中には、逮捕されて獄中で死を迎えた方も沢山いました。しかし、現在の日本では、主イエスを信じることで当局へ逮捕されるといった迫害はありません。

  しかし2千年前に十字架で殺された外国の人を神の子、救い主だと信じることは、周りから見れば不思議な目で見られることがあります。「神を信じるなんて弱い者のすること」「信じて何かよいことがあったのか」「おまえの言う愛って何だ」「神の子が死刑になるのか」と興味本位の質問をされることが、多々あるかも知れません。また、聖書の事を話すとからかわれることもあります。

  友人は言います。「こいつこの間まで不良だったのに今牧師なんだって、ホントかね?」と皆の前で挑発されることがあります。馬鹿にされたり茶かされるという迫害は、今でも経験することです。

  こうした迫害を受けることは、出来れば避けたいものです。ところが主イエスは、「それはあなたがたにとって証しをする機会となる」(21:13)と言われます。この時こそ伝道の機会だと言うのです。

  何を語ろうか心配しなくてもいいのです。「どんな反対者でも、対抗も反論もできないような言葉と知恵を、わたしがあなたがたに授ける。」ただ主イエスを信じて、そのとおりに実践する事です。主は、恵みを運ぶものを、決して捨ててはおかれはしません。






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