2014年11月30日「目を覚ましていなさい」

投稿日時 2014-11-30 07:16:55 | カテゴリ: 礼拝説教要旨

本日の聖書  マルコによる福音書13章35節

「だから、目を覚ましていなさい。いつ家の主人が帰って来るのか、夕方か、夜中か、鶏の鳴くころか、明け方か、あなたがたには分からないからである。」

宣教題 「目を覚ましていなさい」  牧師 新保雅雄

本日より、待降節:アドベントに入ります。ご存知の通り、アドベントとは、既に来られた主イエスによってもたらされた十字架の愛を覚え、再び来られる主イエスを待ち望む時のことです。

既に来られたイエス・キリストを覚える、ということは、クリスマスの出来事に思いを向けるということなんです。御子イエス・キリストは、神の独り子であるにも拘わらず、私たちに救いをもたらすために、私たちと同じ人になられ、この世に来られました。

しかし、私たちは、神の御子をお迎えする、何の準備も整っていませんでした。なぜなら「寝ていた」からなのです。「飼い葉おけの中に神の御子がお生まれになる」ということは、神の御子をお迎えしていない、この世を現しています。主イエスは「だから、目を覚ましていなさい」と言われるのです。

クリスマスの出来事は、主イエスの十字架と切り離すことは出来ません。クリスマスと十字架は、二つで1セットの関係なのです。

お誕生日だから、おめでとう!だけじゃないのです。これから始まる十字架の死へと歩まれる、表裏一体にあることを覚えて下さい

では、なぜクリスマスがあるのでしょうか? それは、この世が、あまりに神から離れていたために、神は御子イエス・キリストに、世の全ての罪を背負わせて、世を救おうとされたのです。

つまり、 私たちを救おうとされる十字架で示される神の愛、これが、私たちへの本当のクリスマスプレゼントなのです。

クリスマスは、ドンチャン騒ぎをする事じゃないのです。本当のクリスマスとは、主イエスの十字架を仰ぎ、自分の罪を再認識する日、「肉から目覚める日」なのではないでしょうか。


 






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