2014年7月13日「宗教はどこへ行くのか」

投稿日時 2014-07-13 06:46:59 | カテゴリ: 礼拝説教要旨

本日の聖書  マタイによる福音書23章16〜17節

ものの見えない案内人、あなたたちは不幸だ。あなたたちは、『神殿にかけて誓えば、その誓いは無効である。だが、神殿の黄金にかけて誓えば、それは果たさねばならない』と言う。愚かで、ものの見えない者たち、黄金と、黄金を清める神殿と、どちらが尊いか。

宣教題 「宗教はどこへ行くのか」   牧師 新保雅雄

律法学者やファリサイ派の人々は、ユダヤ人の宗教指導者であり教育する先生であった。人々を神の御国へ導く立場にあった人たちです。しかし主イエスは、その人々を、「あなたたち偽善者は不幸だ」という言葉を何回も繰り返しながら、厳しく批判しておられます。


この「不幸だ」という言葉は、「わざわいなるかな」と訳せる言葉です。その「わざわいなるかな」というのは「幸いなるかな」という祝福の言葉、主イエスが宣教活動を始められたときの「山上の説教」の、ちょうど反対側になる言葉なのです。


宗教というのは何でしょうか?‥宗教とは、神の世界とこちらの世界をつなぐものだと言われます。見ることのできない神さまのところに人を導くのが宗教です。ですから、宗教指導者というのは、神の世界への案内人になるのです。


宗教とは、英語でreligion(リリージョン)。「結びなおす」という意味です。離れていた神と人を結びなおして神の御国へ導くということです。


日本は、宗教に対する不信感があります。宗教は恐ろしいと思われています。その原因は、宗教が人々を神のところへ案内するのではなくて、この世のもののところへ導いてしまうからなのです。


宗教が神さまのところへ導くのが目的なのではなく、教祖という人間をあがめたり、高額なお金を集めたりすること、またこの世での出世、金儲けが目的であるということが、見えてしまうからではないでしょうか。先日の韓国での船の事故の会社では、公然と宗教をすることが世の成功者になる手段になっている。主は言われる「あなたたち偽善者は不幸だ」

 






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